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兵庫県 浄土寺  夕日に輝く阿弥陀三尊  まるで万華鏡を見ているよう 感動

    2020 1月 分一部訂正しました
浄土寺
住所:兵庫県小野市浄谷町2094
宗派:高野山真言宗
開基:重源
新西国三十三か所客番札所


この寺は午後からの参拝者が多く来られる寺だと聞き、西国三十三カ所巡礼の間に是非拝見したいと思いより寄り道をしました。

 浄土寺のパンフレットから

夕刻になると集まってくる人々。


阿弥陀如来像の特徴として、人々に差し伸べられているのは右手、中尊の左右の手の挙げ方は一般の阿弥陀像とは逆であるが,この配置は密教寺院に存在する様で「阿唎多羅陀羅尼阿嚕力経」や「観自在最勝心明経第九品」などの「密教系経典には右観自在・左大勢至とす」云々の記述がある。
脇侍の長い髻や長い爪など特徴的である。
 
中尊は像高5メートルを越え、立像の丈六像として、その前の床に座るスペースもある、床に座り見上げると雲をつくような大きさであった。 


本堂内を三尊を中心にぐるりと廻れるのはうれしい。
全体のお姿が拝見できるのである。このようなところはあまり見受けない。
また、正面床に坐りなおし、光に包まれている三尊像を拝観 立体感がすごい。

夕方が近づくと、お堂の中央に立つ阿弥陀三尊像のほぼ真後ろに太陽が降りてくる。1時間ほどの間、ゆっくりと太陽が直接お堂に入りはじめ、背後の蔀戸(しとみど、建物の内側または外側へ跳ね上げる形式の戸)檜の床に反射し、堂内全体が明るくなってゆく柱の組手の影が動くと何か万華鏡のような不思議な世界が出来上がっていきます。お堂の木材は朱で塗られ、間の漆喰の白と美しいコントラストを見せている。
床で反射した光は建物内で乱反射し、格子状の屋根の作りに反射、重ねて仏像の前面へと広がってゆく。この荘厳な雰囲気は感動の一言、是非お出かけください。一見の価値は十分あります
このお堂には雲中供養菩薩もない、飾り物は一切なくこの三体だけです。
朱塗りの建築組手とよく調和しているのです。

蔀戸(しとみど、建物の内側または外側へ跳ね上げる形式の戸)の外観


 

鐘楼堂
余り明白ではないが現在の建物は寛永9年(16332年)に加東郡河合郷新部村粟津七右衛門が建立したものである。このことは歓喜院が所蔵する「粟津七右衛門位牌厨子の扉裏にの詩文」によって知られている。
袴付きのこの鐘楼は、江戸時代の数少ない遺作で貴重である。

境内には、何かわからない説明文もない石造りの 狛犬か 獅子か・・・
わからないがユニークな顔だった。

八幡神社本殿
浄土寺のほぼ中央に位置し、これは重源が八幡信仰を重視したためと考えられる。

八幡神社拝殿  国重要文化財
鎌倉時代後期の再建、大きな割拝殿、五間の身舎の三方に庇を付けたもの。大仏様式が取り入られた建物。室町時代中期の代表的な檜皮葺、三間社流造。
手狭な絵彫刻や蟇股の花鳥や透かし彫りなども見受けられ時代の特徴がよく表れている。

薬師堂 国重要文化財
境内の東側にある。
本尊は広渡寺の本尊であった丈六の薬師如来坐像と日光月光菩薩、そのほかにも付近の
9寺の仏像700余りが安置されている。

wikipedia より参照   夕日に照らされた輝く阿弥陀三尊


とにかく美しい ぜひ皆さま見に行ってください

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