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西国三十三カ所観音巡礼の旅 京都 清水寺

2019年5月20日、日本遺産登録の発表が文化庁より行われました。
1300年以上の歴史を誇る「西国三十三所観音巡礼」が、日本遺産に認定されました。


第16番  清水寺  世界遺産 
住所:京都府京都市東山区清水一丁目294
 山号:音羽山
宗派:北法相宗 (1965年までは法相宗)
本尊:十一面千手観世音菩薩
創建:宝亀9年(778年)
開基:延鎮
御詠歌:松風や 音羽の滝の清水を 結ぶこころは涼しかるらん
    松尾芭蕉の句です
電話:075-561-5611


清水寺は世界的にも有名な寺院の一つです。古くから「清水の舞台から飛び降りる」という言葉でも知られる「清水の舞台」は、この寺院の本堂前に広がる舞台のことで、重要文化財も多く、また堂宇も点在している。特別公開でしか見ることのできない堂宇もあります。


奈良時代の終わりころ、延鎮上人が、音羽の滝近くに草庵を結び、千手観音を祀ったのが始まり。鹿狩りに訪れた坂上田村麻呂が水を求めて立ち寄り、延鎮上人から殺生をいさめられ、観音信仰し、長岡京の宸殿移築創建。(長岡京は長く続かなかった)


.仁王門  (赤門)
両脇で吽形と阿形の仁王像、「目隠しの門」と呼ばれている。
目隠しの門は京都御所を見下ろすことのないように配置されているようです。
京都では最大の虚空蔵仁王像が安置されています。


また、御伽草子にも登場します。


鎌倉時代の作・・京都では最大級





西門
写真はありません。



鐘楼

通称清水の舞台 (錦雲狭の崖の上にある本堂前)
懸け造と呼ばれる釘を一切使ない手法で組み上げられています。下から見上げたその姿も素晴らしいです。他にも同様の造りは多く見かけますが、ここが一番ですね。

本堂(懸け造の舞台の奥にある)
舞台からは、ほぼ京都の町が見渡すとができる。
この清水寺の近くには、車で10~15分の所にある将軍塚からの眺めも良いです。

地主神社
本堂の裏手にあります。石段をあがります。
恋占いの石(一対)があり若い男女が・・・・・。
片方~もう一方へ、しっかりと目をつぶり歩きましょう。片目薄目はご利益ありませんよ。だけど、恋人の誘導なら叶います。仲良くね。


音羽の滝
清水寺の名の由来の「音羽の滝」は、清めの水として古くから尊ばれてきました。絶えることなく湧き続けています。


三筋に分かれて落ちる清水は、それぞれに御利益が有り「恋愛」「学業」「健康(長寿)」の願いがかなうといわれています。パワースポットとしても有名です。


滝の後ろには柄杓があるので飲んでください。ここで注意があります。
三種類すべてを飲まないようにするのがルールです。三種類すべて飲んでしまうことは
「欲深い」とされていて、御利益がなくなるといわれているからです。


どれか一つ、最もかなえたい願いの清水だけ飲むことをお勧めします。


ここの前にある湯豆腐絶品


三重塔
高さ約31メートルの三重塔は、日本に存在する三重塔の中では最大級と思われますが
奈良の薬師寺の塔は、五重の塔のように見えますが、実は三重塔なのです。裳階(もこし)がついているのです。薬師寺の塔は約33.7mあります。


ところで、ここの瓦が変わっているのですが、あまり上を見ないのでよく見ると、龍の瓦があります。水の神「龍神」を表しているのです。
京都は火伏の神様の愛宕山がありますがその反対側を、水の神「龍神」を配置して火災除けとしているのです。


承和14年(847年)嵯峨天皇の皇子の誕生にあたり建立されたと伝わるものです。現在の塔は寛永9年(1632年)に再建。昭和62年(1987年)解体修理。


ここからの景色も京都市街が眺望できとても良いですよ。

 東西で相違します。  こちらが水の神「龍神」


ところで裳階(もこし)の説明をしておきます。
雨打 (ゆた) ,雪打 (ゆた) とも言われますが、建物の柱頭のあたりから廂 (ひさし) を四方に取付けた部分をいいいます。


建物の高さを高くせず内部空間を広げるためのもので、屋根が2重になるので2階建てと思われますが,構造的には柱が2重にならず,外観的には開口部が1重しかないので確認してください。

田村堂(開山堂)
清水寺創建、坂上田村麻呂夫妻の像があります。


蝦夷と戦った将軍です。
滋賀県甲賀市に田村神社があります。2月には例祭が行われ、それは賑やか。
ここの参道にある大判焼きが美味しい。たくさんあるが、多くの人が並んでいる右側が一番です。後日紹介します。



随求堂(ずいぐどう)
塔頭「慈心院」の本堂でです。
この随求堂では、お堂の下を大随求菩薩の胎内に見立て「胎内巡り」ができます。

     


子安塔
清水の舞台を撮影する絶好のポイント
音羽の滝から奥に歩いて3分程度



ここから近いのは、参寧坂を下り二年坂をいくと左が八坂の塔・右に行くと寧々の道から高台寺、祇園閣があります。

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