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久米寺 練供養

久米寺 練供養
住所:橿原市久米町502
久米寺は以前にご紹介しましたので、今回は練供養についてご紹介します。


起源は平安中期であろうと考えられ、「久米レンゾ」「久米会式」とも呼ばれる農繁期前の祭典。念仏の信者が没するとき、西方極楽より阿弥陀仏が二十五菩薩を従えて迎えにくることを示している。「来迎(らいごう)」の様子を表現しています。金堂(極楽浄土)と合掌道場(娑婆)との間に長い板橋(来迎橋)が架けられる。午後3時から檀家総代、衆僧、住職、稚児、そして輿に安置した久米仙人像を先頭に観音菩薩(すくい仏)など二十五菩薩が合掌道場から金堂へ練供養をおこないます。


日本で初めて極楽浄土の思想を説き『往生要集』を書き上げた源信(恵心僧都)は天台宗僧侶で、大和国葛城郡當麻郷の出身と伝えられる。彼は阿弥陀如来を念じ生きながら接したいと願い、横川の華台院で阿弥陀仏迎接会を始めたが、これが二十五菩薩練供養の始まりだと言われている。當麻寺の練供養も源信・寛印によって1005(寛弘2)年に始められたが、現在他の各地で行われているほとんどの練供養はこの當麻寺の練供養に根源を求めることができる。

先頭は「救い仏を持った観世音菩薩」


 阿弥陀如来とともに来迎する二十五菩薩とは観(世)音、勢至、薬王、薬上、普賢、法自在王、獅子吼、陀羅尼、虚空蔵、徳蔵、宝蔵、金光蔵、金剛蔵、光明王、山海慧、華厳王、衆宝王、月光王、日照王、三昧王、定自在王、大自在王、白象王、大威徳王、無辺身の各菩薩である。

菩薩の持物は全て違います。



他に奈良県では當麻寺の中将姫ご縁日 練供養会式
があります。4月に行われます。まだ行ったことはありません。
中将姫は、宝亀6年3月14日、二十五菩薩のお迎えを受け、現身のまま、阿弥陀如来さまの極楽浄土へ迎えられました。その故事に因んで行われるのが「聖衆来迎練供養会式」です。


京都は泉涌寺塔頭の即成院練り供養があります。
10月に行われます。総門を入り左側です。

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