ほんわか人生の旅

全国各地の観光 古典文学 映画観賞 健康

滋賀県 大津 和田神社  石田三成が関ケ原で敗れ京都に護送されるとき繋がれた大銀杏

和田神社
住所: 滋賀県大津市木下町7-13
祭神:高龗神(たかおかみのかみ)
創建:白鳳4年 
駐車場:ない
コインパーキング利用
☎: 077-522-2057

斉明天皇、天智天皇、天武天皇のいずれの御世かとされる白鳳4年に、創祀されたと伝えられています。 その後、八大龍王社や正霊天王社、などと時代の移り変わりとともに呼び名も代わり、明治維新のころに膳所藩主の令達により、現在の和田神社になったと言われています。


壬申の乱から間もない頃、湖に暮らす人々の安寧を願ってここに海津見(わだつみ)が祀られました。
いつのころから定かではありませんが、祀られる祭神の名にちなんで、この地は和田浜や和田岬と呼ばれるようになりました。


湖に桜の吹き入る頃は、膳所を愛した芭蕉が湖上から社とイチョウの大木のある和田岬を眺めたこともあったでしょう。
この地に散った木曽義仲や天下を手にした信長が、湖面の強い照り返しを受けながら、社の前の道を通りすぎたかもしれません。
山々の木々が赤く染められる頃、金色の塔のようにそびえ立つ大イチョウは、関ヶ原の戦の後、捕らわれた石田三成がつながれたという言い伝えが残っています。
和田神社の和田という名には、海津見の神以来の歴史と和田浜に暮らしてきた人々の思い
が込められているようです。




本殿 
本殿は明治三十五年国の指定文化財になっている。
檜皮葺の一間社流れ造りという社殿で、正面には軒破風が付いています。とりわけ県内でも珍しいと言われています。
鎌倉時代後期の建築で、側面のかえる股などに時代の特徴が現れています。

拝殿 


収蔵庫 
神饌所 社務所 参集殿などがあります。

残念ですが銀杏のてっぺんまでは写真が撮れませんでした。


本殿の右手に大津市指定天然記念物の大銀杏の木が建っている。
高さ25mあり樹齢約650年といわれる。かっては沖を行く船の目印にもなっていたそうです。


枝から気根(枝から空中にでた根)が垂れ下がっている立派な公孫樹である。その昔、関が原合戦後、捕えられた京都に護送されるとき、石田三成が、休憩の際のつながれた木であるとされます。

×

非ログインユーザーとして返信する