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奈良県 安倍文殊院 知恵の文殊 日本最大文殊菩薩騎獅像

2020年8月11日公開しました記事です。
2021年9月17日記事修整しリライトしました。


安倍文殊院 知恵の文殊
住所:奈良県桜井市阿部645
山号:安倍山
宗派:華厳宗
本尊:文殊菩薩
創建:飛鳥時代
開基:安倍倉梯麻呂
駐車場:有料なんです。200円
☎:0744-43-0002
拝観料:700円 お抹茶とお菓子付き
近鉄桜井駅(近鉄・JR西日本ともに同名駅)徒歩20分


大化改新時左大臣として安倍蔵麻呂(あべのくらはしまろ)の氏寺として建立された。 
創建当時の寺地は現在の文殊院の西南300メートルほどのところにあり、鎌倉時代に現在地に移された。旧寺地(桜井市安倍木材団地1丁目)は「安倍寺跡」として国の史跡に指定され、史跡公園として整備されています。「東大寺要録」巻6によると東大寺の末寺の1つである「崇敬寺」が安倍倉梯麻呂の建立であることと、「崇敬寺」の別名が「安倍寺」であったことが記載されている。
当院では陰陽師・安倍晴明が陰陽道の修行をしたともいわれています。2000年(平成12年)には安倍晴明堂が建立されました。

智慧の抹茶と吉野くずもち   本堂でいただきました

本堂
寛文5年(1665年)に建立された建物で、快慶作木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像が安置されている。これはよく美術教科書にも出てくる代表的なものと思います。
平成25年に国宝となりました。

金閣浮御堂(仲麻呂堂)
昭和60年(1985年)に建立された文殊池の中に建つ金色の六角堂で、
金閣浮御堂・霊宝館は開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂、安倍晴明の御尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物をお祀りしている御堂です。


堂内の六面の壁面には秘仏の十二天御尊軸(室町時代)がお祀りされています。
十二天とは四方(東・西・南・北)と、四隅(東北・東南・西北・西南)の八方、天と地、日と月、すべての方角を司る守護神です。


古来より七難即滅七福即生、私達は一生の内に七つの思いがけない災難があると言われています。


この御堂は「七まいり」という魔除け・方位災難除けを祈願する願掛けの修行場となっています。
「七まいり」では、そうした七難に遭わないために、旅行や転勤、引越しなど、どの方角に向かっても災難が起きぬ様、魔除け・方位災難除けの神仏が安置されている御堂の回廊を「おさめ札」を納めながら七回まわります。
七難を取り除き、堂内で福を得る参拝の方法です。


白山神社本殿(重要文化財)
室町時代後期の建立された流造柿葺の建物で、縁結びの神として知られる。


文殊院西古墳(特別史跡)
本堂近くにある7世紀中頃の古墳で、豪族安倍(阿倍)氏一族の墓であることはほぼ確実視され、安倍倉梯麻呂の墓であるともいわれる。古墳の原状は不明だが、径25メートルほどの円墳[1]であったと見られる。横穴式石室があります。


これがまた露出板状態でありよく構造がわかり、切石造石室の代表的なものとされている。

文殊院東古墳
7世紀前半に築造されたといわれる古墳で、古来から閼伽井窟(あかいくつ)と呼ばれ、信仰の対象とされてきた

天井   なにか描いてあります

石棺室から外を見ます


不動堂

鐘楼


他の重要文化財
木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像4躯(附:仏頂尊勝陀羅尼・文殊真言等1巻、木造住吉明神立像1躯)
鎌倉時代を代表する仏師快慶の作で「知恵の文殊」として親しまれている。


巨大な獅子にまたがる総高約7mもある文殊菩薩像を4体の脇侍像が取り囲む文殊五尊像である。文殊五尊像の脇侍は普通、善財童子、優填王(うてんのう)、最勝老人、仏陀波利三蔵と呼ばれるが、文殊院では「最勝老人」にあたる像を「維摩居士」、仏陀波利三蔵にあたる像を「須菩提」と称している。維摩居士像は後世の補作である。

パンフレットより

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