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奈良県 久米寺

久米寺
住所:奈良県橿原市久米町502
山号:霊禅山
宗派:真言宗御室派
創建:白鳳時代
開基:伝・  久米仙人 木目皇子
本尊:薬師如来
駐車場:あり
☎:0744-27-2470
拝観料400円
交通機関
近鉄橿原神宮前駅から徒歩5分ほど
近くには橿原神宮があります




橿原市にある『久米寺(霊禅山)』は、あじさいとつつじが見事な花の寺として知られています。
寺伝では聖徳太子の弟「来目皇子(くめおうじ)」の開基とされています。眼病を患った皇子がこの地で祈願したところ、薬師如来が降臨して病を完治したことから、同地に伽藍を整備したのだとか。また、朝廷の軍事を担っていた久米部の氏寺だったという説もあり、7世紀後半から存在していたことは確実視される古刹です。


また、「今昔物語集」などに収録された、久米仙人による久米寺開基の逸話も有名です。


久米仙人は、吉野の龍門寺で修行し飛行術を体得。ある日、飛行中に川で洗濯をしている娘のふくらはぎに見とれたために法力を失い、地上に落ちてしまいます。その娘と結婚して幸せに暮らしますが、聖武天皇の大仏殿建立の際に仙術をもって、大木巨石を東大寺境内に運び込んだのだとか。その功を認められ、聖武天皇より久米寺の土地を与えられたとされています。




手水舎
これの水の出口ユニークです。
手水の水の吹き出し口が鯉らしきお魚です。しかも二段になっています。一番後不動明王、次が観音様腹ばいですよ、両脇にも来いと鰐、とにかく不思議ですね。色々見て来ましたがこれは珍しいですね。



多宝塔
桃山時代です。
久米寺の多宝塔の御本尊は、大日如来坐像ですが、一般的な智拳印ではなく、坐禅の時に結ぶような「法界定印(ほっかいじょういん)」でした。胎蔵界の大日如来さまはこの印を結ぶそうです。





本堂
江戸時代の再建のもので、外見は簡素ですが、内陣の天井には一面に梵字が描かれており、真言密教のお寺らしい雰囲気がありました。
御本尊は眼病に霊験あらたかとされる、お顔がハッキリとした、薬師如来。丈六の大きな仏像です。
まるで蔵のような大きな厨子の中に安置されているので一部分しか見えないため、より大きく感じられます。
御本尊の前には、日光月光菩薩像と、聖徳太子像、その弟で久米寺の開基ともされる来目皇子像が安置されていました。
御本尊の背後の通路にも仏像がズラリと並んでいますが、久米仙人が自らの顎ひげと歯を植えて自刻したと伝わる「久米仙人坐像」が祀らています。
「大和七福八宝めぐり」の寿老神は、地味な印象の仏像でした。


雨どいを受ける石作りの舛
ここ珍しいです
本堂の雨といを受ける部分。あぐらをかいて背中でどっしりと受けている邪鬼の姿がいいですね。




大日如来像
境内奥手には、金色に輝く大日如来像がいらっしゃいます(この手の形が智拳印です)。仏像の当初の姿を見るようですね。この日は晴れたり曇ったり、時には小雨も変な天気。
金色の大日如来像の隣には、石仏が並んでいました。中央の薬師・観音・大日さんたちは新しいようですが、両脇の不動明王とお地蔵さんは古いもののようです。










之何かな







特報
二十五菩薩の来迎!久米寺練供養『久米レンゾ』
毎年「5月3日」に催される『久米レンゾ』
これはまた別の灯に観覧したので後日記事にします。

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