ほんわか人生の旅

全国各地の観光 古典文学 映画観賞 健康

 奈良 日本最古の厄除霊場に行きました

松尾寺
住所:奈良県大和郡山市山田町638
山号:松尾山
宗派:松尾山真言宗
創建:養老2年(718年)
開基:天武天皇の皇子舎人親王が、勅命
本尊:千手千眼観世音菩薩
電話:0743-53-5023
駐車場:約200台
境内自由です
交通機関
R大和路線「大和小泉駅」下車、東口より奈良交通バス「近鉄郡山駅」行きに乗車。または、う近鉄橿原線「近鉄郡山駅」下車、奈良交通バス「小泉駅東口」行きに乗車。どちらも「松尾寺口」バス停で下車、徒歩約2km。
拝観日2009.10.21
秘仏は拝観料300円
役行者 9月1日から7日
厄除観音 11月3日

北惣門
小泉方面からの参道。
一間の薬医門で、108段の石段を登れば本堂。松尾寺は、養老2年(718)、天武天皇の皇子舎人親王が、勅命による日本書紀編纂の折、42歳の厄年であったため、日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場です。


親王が松尾山に参詣修行し、ご祈願の養老2年2月初めの午の日、東の山に紫の雲たなびき(瑞雲)、千手千眼観世音菩薩が天降りご出現なされたという「松尾山縁起」により、国運隆昌・国体安穏を祈祷申し上げる勅願寺として、歴代皇室の御叡信厚く、後水尾天皇も御持仏の如意輪観音を下された由緒ある寺です


手水は閼伽井からの霊泉で“大和の名水100選”に選ばれています。
北惣門のすぐそばには手水がありますが、この水は閼伽井屋から湧き出ているものをを引いています。御本尊の「厄除観音様」にお供えする「閼伽水」として使われるほか、不老長寿、健康のために良いと言われており、参拝者が喉を潤したり、容器に入れて持ち帰ったりする姿も見られます。




本堂は、建武4年(1337)に再建された、入母屋造り本瓦葺の立派な建物です。建物内部は内陣と外陣に分かれており、内陣には御本尊の千手観音立像が安置されています。普段はその姿を拝見することができませんが、年に一度、11月3日だけ公開されています。本堂内では、日々厄除け祈祷が厳かに執り行われています。


千手千眼観世音菩薩立像  秘仏
ご本尊の厄除け観音は、千の手、千の目をお持ちになる千手千眼観世音菩薩(秘仏)で、図り知ることの出来ない広大な慈悲の力を備えられ、殊に霊験あらたかと伝わります。
像高は177.3㎝、木造寄木造りで42手である。像に取り付けではなく、光背に42手を
取り付けています。「厄除観音」として名高い。


本堂背後の磐座(いわくら)。
窟も見られる大岩は修験の山だった様相を残します。
この大岩を巡って、西国三十三所松尾山石仏観音(ミニ霊場)があります。



三重塔
境内の階段を登った場所にある三重塔は、承和2年(835)に創建されたと伝えられています。明治21年に再建されたという説もあるそうですが、鬼瓦には正徳3年(1713年)と記されており、旧材が使われていることが分かります。塔の内部には、後水尾天皇の如意輪観世音菩薩が寄進され、祀られています。


七福神堂
最古型と言われる重要文化財の大黒天や、七福の神々が祀られています。多くの福が授かる御堂として、参拝者にしたしまれています。



閼伽井屋
1300年の昔から、当山のご本尊厄除観音様にお供えする閼伽水で自然湧水。この水は昔から松尾水(まつのおのみず)と呼ばれ、不老長寿、健康のために良いと言われています。また古来、醸造に適した水として知られ、今も境内の鎮守社「松尾山神社」の社頭には宝暦8年(1758年)銘の石灯籠に南都で栄えた酒屋の杜氏たちの寄進名が彫られ残っています。

十三重石塔
舎人親王の毛骨を納祀したものと伝わります。
初層の軸部にウン(阿閦)、タラク(宝生)、キリク(阿弥陀)、アク(不空成就)の金剛界4仏の梵字が刻まれています。
相輪部は伏鉢、請花・九輪・水煙を一石から彫成、南都の十三重塔中でも屈指のものです。


行者堂
日本で最大の役行者像と、前鬼・後鬼を祀り、毎日曜日に世界平和と諸願成就を祈願して堂内で護摩を奉修。
前鬼は赤鬼で水瓶を持っています。  後鬼は青色で鉞を持っています。
毎年9月1日~7日の修験道まつり期間のみ特別公開。


阿弥陀堂
行者堂、七福神堂の間に並び東面する入母屋造り本瓦葺の小堂で、江戸中期頃に建てられました。
阿弥陀如来と観音菩薩・勢至菩薩を祀り、各種回向(先祖回向・水子供養ほか)が行われます。

鐘楼
厄除の鐘 自由に衝くことが出来ます、

松尾山神社
春日造り桧皮葺の三社殿が並び、これに拝殿と神楽殿が配置されています。松尾大明神を本社、清滝権現・牛頭天皇を脇社として三社斎祀しています。
元観音堂跡と言われ、昭和52年に発掘された奈良時代の鎧瓦などが宝蔵殿に展示されています

護摩壇

南惣門
法隆寺側からの参道に建つ門で、本瓦葺総檜造の豪華な四脚門。文久2年(1862)、興福寺一条院宮により造られたといい、蟇股代わりの彫刻や、腰長押と飛貫の間に風神雷神の浮き彫り彫刻が向かい合いに入り、「雷門」とも呼ばれています。

これは今まで見たことありません。風神・雷神像はよく見かけますがこのような浮彫は初めてです・


また、バラ園としても有名です。バラ園は通常5月3日から5月26日に公開されています。

×

非ログインユーザーとして返信する