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四国八十八ケ所車で遍路の記録/第66番雲辺寺(うんぺんじ)・第67番大興寺(だいこうじ)


2020年1月14日公開
2020年8月25日一部修正 寺名記入
2020年1月14日公開しその後寺名記入した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を
追記他の部分(写真等)追加・修正して2021年7月22日に再度公開しました。


涅槃の道場:第66番~第88番札所:讃岐の国(香川県)
いよいよ最終のお遍路に入りました。
阿波、伊予、讃岐との関所でもありました。
四国霊場で4つある最後の「関所寺」


第1番札所から1117.4㎞
第66番雲辺寺(うんぺんじ)
住所:徳島県三好市池田町白地ノロウチ763-2番地
山号:巨鼇(きょごうざん)
院名:千手院(せんじゅいん)
宗派:真言宗御室派
創建:伝:延暦8年(789)
開基:伝:空海(弘法大師)
御本尊:千手観世音菩薩


☎:0883-74-0066


駐車場:ロープウエーの駐車場を利用
私たちは、ナビを寺からロープウエイ乗り場に切り替える。
高速を走行して程なくICを降りる。しばらく走ると雲辺寺ロープウエイ乗り場に到着。
JAFカード提示でい割引していただきました。


高松自動車道・大野原ICから国道11号、県道8号を高松市方面へ。ロープウエイの看板に沿って。約15分。


自家用車の方は以下を利用してください。
ロープウエー☎:0875-54-4968 ナビにこの番号入力すると便利です。


交通機関
R予讃線観音寺駅から約20km真言:おん ばさらたらま きりく そわか
最寄りのバス停からロープウェイ乗り場まで約3km。
JR観音寺駅からのりあいバス五郷高室線に乗り、運転手に「雲辺寺ロープウェイに行きたい」と告げてください。
谷上(教育センター)バス停先で下車し、案内標識に従ってください。


JR観音寺駅からのりあいバス粟井姫浜線に乗り、谷口(奥谷)バス停で下車。
登山道へ。


真言:おん ばさらたらま きりく そわか


御詠歌:はるばると 雲のほとりの 寺にきて つきひを今は ふもとにぞ見る


徳島県にありますが、四国八十八箇所霊場としては香川県の第1番札所になっています。
このお寺は車でも登れるが駐車場から1㎞ある。


四国霊場のうち最も高い標高911メートル、「四国高野」とも呼ばれています。
四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされた。現在は、麓からロープウエー(全長2.6km、約7分)で山頂駅まで登ることができます。



101人乗りのロープウエイ(赤・黄の2台)に客は6人 四日市から来た老夫婦と出会
う。全長2600m 約7分かかる。
 湯ノ山のロープウエイの話しをしていたら、どこから来たのか訪ねられた。
 山頂駅をおりて少し進むと通路に香川県・愛媛県の県境の標識があった。道は二股に別
れ道右は、展望台とスキー場がある。左へ少し下ると5分ほどで境内へ。五百羅漢が凄い。
四国霊場の中で一番高い位置にある。

サヌマカイト
この石をたたくと金属音がする。


山頂の駅から参道をしばらく歩くと五百羅漢像が立ち並んでいます。
一人一人表情と姿が違うユニークな顔をした羅漢がある。本当に500体あるらしくこれ
を一つ一つ見て歩くと1時間以上かかるだろう。


そこを通るとやがて境内に着きます。


 山の上は6度Cと寒い、ロープウエイ待合室にはストーブが燃えていた。
紅葉も素晴らしく、参拝客はちらほらしか居なかった。


 このお寺は「おたのみなす」で有名。成す=願いが成就する茄子が設けてあり、その上
に座って祈願すれば願いは成就するといわれている。折角ですから私達夫婦も「おたのみ
なす」にあやかり祈願し写真撮影。


祈願成就の「マニ車」にも初めて回してみた。
一度回すと、一度唱えるのと同じご利益がある。
マニとは主にネパールで使用されており、マニとは如意宝珠と意味があるとガイドブック
に説明書きがあった。


広い境内には本堂、大師堂、護摩道、鐘楼などが建ち並び、杉や檜に囲まれています。


大師堂


雲辺寺は、弘法大師が16歳のとき、寺を建立するための材料を求めて登山したとき、霊を感じ、ここに堂宇を作ったといいます。
弘法大師は数年後の大同2年(807年)、嵯峨天皇(在位809~823年)の勅願によって再度登山し、千手観世音菩薩を刻み本尊として安置し、四国霊場に定めました。



雲辺寺→9.4km→67番:大興寺


第1番札所から1129.4㎞
第67番大興寺(だいこうじ)
住所:香川県三豊市山本町辻4209番地
山号:小松尾山(こまつおざん)
院名:不動光院(ふどうこういん)
宗派:真言宗善通寺派
創建:伝:天平14年(742)
開基:伝:空海(弘法大師)
御本尊:薬師如来


☎:0875-63-2341


駐車場:無料、普通10台、大型5台
高松自動車道・大野原ICから国道11号、県道240号、国道377号を山本町方面へ。約30分。


交通機関:
JR予讃線豊浜駅から約8km          


真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
御詠歌:うえおきし 小松尾寺を ながむれば 法の教えの 風ぞ吹きける


ナビは変な山越えの道を示すがナビ通り進む。着いたら小雨が降ってくる。ここで雲辺
寺で出会った老夫婦に出会う。(四日市在住=75歳)
これからもお遍路続けるとのこと、二回目のお遍路らしい。
田んぼの中にぽつんとある。あまり大きくないお寺、


仁王門
扁額 小松尾山
鎌倉時代(威風堂々とした金剛力士像は仏師として名高い運慶)作と伝えられている。
仁王門を入り真っ直ぐ階段を上がる。



裏側は大きなわらじがあった

本堂に向かう途中に、弘法大師が植えたと伝えられている榧(かや)と楠の老樹があります。
小松尾寺のカヤ
胸高幹周 4.1m
樹高 20m
樹齢 1200年余り
形状 自然形
イチイ科の常緑針葉樹
弘法大師四国修行の砌カヤの種子植えられたと伝えられている
クスの木は、樹齢700年余、樹高25m、幹囲6.7mで、張り出した何本もの幹・枝がその大きさをさらに際立たせていて、香川県保存木に指定されている、これまた巨大な古木です。



塀の瓦は丸金と書かれていますが意味は分かりません。
讃岐だから金比羅山かな。



本堂
本堂の右手に赤いローソクが20本あまりゆらゆらと炎を灯していた。このローソクは
「7日燈明」というらしいローソクに願い事を書き1000円で7日間祈願していただけ
るとのこと。

大師堂
本堂左側


大師堂に向かう所に三鈷の松があります
(写真はありません)
ここには松葉が三本になっている縁起物「三鈷の松」が移植されている。たしか、西国
33カ所巡拝でもそのようなお寺がありその松葉を財布に入れていたが紛失した。


他に天台大師堂があります。
本堂右側




大興寺の縁起によると、天平14年(742年)ぶ熊野三所権現鎮護のために東大寺末寺として始まったと伝えられ、現在のお寺の場所よりも約1km北西に建立されたといわれています。
元のお寺所在地は、現在は「あみだ地」と呼ばれ、石碑が建立されて、三豊市指定史跡になっています。
その後、弘仁13年(822年)に空海が嵯峨天皇の勅願によって薬師如来を刻んで安置したのが開基とされています。


 ここを打ち終わり自宅へナビ入力すると駐車場から真っ直ぐで左へ進む、この寺へ
来たときよりかなり広い道であった。


 大野原ICへの道の途中一旦停止の手前で妻が「パトカーいるよ」あわててブレーキを
踏み徐行し停車、左を見ると少し離れた家屋の影にパトカーが見えた。
一時停車違反にパス。県道でガソリン補給(ここのスタンドの親父はどこかの信者らしい
自分たちがお遍路と知りガソリンキャップにお寺のシールを貼ってくれた。)
大野原ICから高速に乗り帰宅、案の定宝塚で渋滞。


次回は68番から88番までいよいよ結願
その後は高野山へ行く予定。

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