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古都 京都   智積院

智積院 ちしゃくいん
住所:京都府京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
山号:五百佛山(いおぶさん)
宗派:真言宗智山派
本尊:金剛界大日如来
創建:慶長3年(1598年)
開基:玄宥


2012.12.22
 時代祭りの当日ここが時代祭りの衣装着替え場所となっていました。


大伝法院は真言宗の僧覚鑁が1130年に高野山に創建した寺院ですが、教義上の対立から覚鑁は高野山を去り1140年に大伝法院を根来山に移して新義真言宗を打ち立てました。
智積院は南北朝時代に、この大伝法院の塔頭として真憲坊長盛が建立したもので、根来山内の学問所でした。その後巨大化した寺院と秀吉は対立し、根来攻めで全山炎上し灰燼に帰したのです。当時、智積院の住職であった玄宥は、根来攻めの始まる前に弟子たちを引きつれて高野山に逃れ、新義真言宗の法灯を守るため智積院の再興を誓いました。
十数年後、関ヶ原の戦いの徳川方が勝利した翌年の1601年、家康は豊国神社の境内、秀吉の3歳で亡くなった子ども、鶴松の菩提寺の祥雲禅寺の土地も与えられ、規模は拡大しました。


  池の水は床下までありました。

障壁画 楓 「模写が展示されていました」 実物は宝物館


桜 「模写」


智積院の見どころのひとつに、立派な襖絵の展示があり、中でも国宝に指定され、収蔵庫(宝物館)にある「大書院障壁画」や「紙本金地著色松に草花図」、重要文化財の「曼荼羅図」は必見です。
有名な長谷川等伯一門による「桜図」「楓図」をはじめとする数々の障壁画があります。
堂本印象によって描かれた「婦女喫茶図」など近代芸術の襖絵なども所蔵されています。

書院からの庭園の眺め


この障壁画は宝物館にはなかった」。


訪れた日はちょうど「TVドラマ大奥のロケ中」でガラス窓に偽装の障子を両面テープで張っていました。




智積院の庭園は、利休好みの庭と伝えられ中国の盧山を形どって造られています。正面右側、石橋より奥の方は祥雲禅寺時代に造られたもので、桃山時代の特色である自然石のみを用い刈込を主体とし、また庭の外にある大木をも借り、深山の中にあるような奥行のあな庭園となっています。

大奥のロケ用の衝立を製作してました。





廊下にあった釣鐘


ロケ風景

2012.11月放映だそうです。



この寺の寺紋は桔梗

見学を終え出てきたときは総門は閉じていた。

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