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知多四国八十八ヶ所霊場お遍路の旅 第43番札所 大慈山 岩屋寺・奥の院

知多四国霊場 第43番札所
大慈山 岩屋寺・奥の院
住所:愛知県知多郡南知多町山海間草109番地
宗派:尾張高野山宗
創建:霊亀元年(715年)


弘法大師が高野山に金剛峰寺を創建後、再び諸国遍歴をされる途中、岩屋寺において百日間の護摩修行を行った。
天長八年(831)四月、修行を終えられた際に護摩の灰で一寸八分の千手観音をお作りになり、行基菩薩が開眼された聖観音の御光の中へ奉安されたと伝わっています。
是が奥之院本尊です(現在は本堂に安置されています)。

梵鐘が野ざらしで置いてあった。

鐘楼
古来は四本柱の鐘楼であったと伝わっていますが、元禄十年(1697)の火災により焼失。その後、長らく本堂の軒端に吊してあったそうですが、宝暦三年(1753)に再建されました。
総欅造りにて長方形をした珍しい形をしています。



本堂
これ、コンクリート造りですが。そうは見えないです。


向かって左鎮守社と右側が経蔵
稲盛神社になります。鳥居に掲げられている扁額には笠森稲荷と書かれているので、稲荷社です。

笠森神社
経蔵と並びお祀りされている笠森神社は、旧山海村に住んでいた山本助左衛門と言う村人が、上州(現在の群馬県あたり)に出向いていた際に目の病にかかり、失明しかけた所を現地に祀られていた笠森神社に願掛けした所、治ったことから、帰郷後、自宅近くの岩屋寺塔頭であった谷ノ坊にお社を建立し、これをお祀りしました。


眼病平癒に霊験あらたかだと言うことで、多くの参詣者が絶える事が無かったそうですが、助左衛門の死により近隣の願いもあり岩屋寺に併祀する事になりました。


 平安時代末に保元の乱に破れ、大島に流罪となった鎮西八郎(源為義・・頼朝の叔父)は、清水の港から出航前。今も静岡県にある月見里神社に航行の安全を祈願し、笠を奉納しました。その為に笠守(笠森)神社と呼ばれるようになったと言われています。


【かさもり】から瘡蓋(かさぶた)=疱瘡にも効力があると言われ、多くの参詣者を集めました。江戸時代には上州、舘林城主、松平光君公が子どもの疱瘡に悩んでいましたが、鎮西八郎が奉納した笠を子供にかぶせた所、たちどころに治ったと評判になり、更に多くの人がお参りするようになったと伝わっています。
                           岩屋寺ホームページより


経蔵
二層の経蔵珍しいです。
一切切経が収蔵されています。三間四面の瓦葺二層総欅造りの建造物です。
現経蔵は寛政11年(1799)に着工、2年後に完成。


内部の輪蔵は文化9年(1812)から3年後に完成しています。
およそ15年の歳月をかけて造られた経蔵の建造費は八百両から一千両とも伝わっています。


岩屋寺の経蔵の中にも回転式の書架が据えられていて、輪蔵となります。チベット仏教のマニ車と同じく、この回転する書架を一回転させると、中に納められている経典を読んだことになります。しかし、ここは中に入ることが出来ませんでした。


五百羅漢
経蔵の横の山肌にありました。
文政三年(1820)に当山の住職であった豪潮律師によって開眼されました。
時間の経過に伴い風化が進んでいますが、一体一体それぞれが個性を持った羅漢像です。
石工源吉の作と伝わっています。


護摩壇んと思われます。

此方も出入り口 ここは坂道でした。

ここから奥の院まで徒歩出5分位

奥の院
車で行くと駐車場が少ないので歩くことにした。
弘仁5年(814) 知多半島に上陸された弘法大師は、ここ岩屋の地で百日間の護摩修法を行いました。
入り口近くには兵隊さんの像が沢山ありました。


岩屋の張り弘法さん

奥の院 三重塔


阿弥陀堂  (写真はありません)
平治元年(1159)に野間の地に葬られた源義朝公の墓地をお詣りに訪れた浄土真宗開祖 親鸞聖人がおとずれています。


その際、この地へ我が門徒を詣でさせんと弘法大師七井の井戸の水を汲み、自ら阿弥陀如来の一尊を書き納められたと伝わっています。
現在の阿弥陀堂の本尊となっています。


親鸞聖人 
親鸞聖人もこの寺院を訪れています。
平治元年(1159)、後に鎌倉幕府を開いた源頼朝の父、源義朝が平治の乱に敗れこの地にたどり着き、翌年に匿われていた庄司 長田忠致の裏切りによって絶命、「ここに一振りの木剣でもあれば」。


源義朝は野間の地に葬られ現在も野間大坊の境内で祀られています。


                              
                                                                                    岩屋寺ホームぺージより




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