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富山県 国宝・瑞龍寺

国宝・瑞龍寺
住所:富山県高岡市関本町35
山号:高岡山
宗派:曹同宗
創建:1614年(慶長19年)
開基:三代藩主前田利常
本尊:釈迦如来
☎:
拝観料:500円
駐車場:あり
交通機関
高岡駅瑞龍寺口から徒歩で約10分で行くことができます。

この生体図に基ずき 伽藍が建てられています。


高岡市は、加賀藩二代藩主・前田利長により開かれた町です。
1609年(慶長14年)、利長は、当時「関野」と呼ばれていた荒野に城を築き、近郊から民を集め城下町を作りました。
利長公は、城下町の形成とともに、鋳物を中心とした商工業を重んじ、その後の高岡の町民文化の発展の基礎を育みました。
利長公の菩提を弔うため三代藩主前田利常によって建立され、後述の伽藍(がらん)の造営には約20年の歳月を要しました。
瑞龍寺の伽藍は、鎌倉時代に禅宗とともに日本に渡来した中国の寺院建築を模して建立されています。
その特徴は、「総門」・「山門」・「仏殿」・「法堂」が一直線上に配列され、左に「僧堂(僧の寝起き・座禅所)」、右に「大庫裡(寺院の台所)」が左右対称に置かれているところ。また、各堂が回廊によってつながれているのも特徴的です。
瑞龍寺の伽藍は、中国渡来の禅宗の様式を如実に伝える江戸時代初期の建築として、1997年(平成9年)に山門、仏殿、法堂が国宝に指定されました。
さらに、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂は国の重要文化財に指定されています。
その計算し尽くされた寺院の建築物の配置は、建築を知らない人でも魅力を感じるはず。


瑞龍寺最古とされる仏像に、「木造烏蒭沙魔明王(うすさまみょうおう)立像」があります。
初めてきく方も多いかと思いますが、烏枢沙摩明王とは禅宗の寺では東司(とうす=トイレ)の守護神として祀られていることが多いそうです。


瑞龍寺の明王像は室町時代以前の制作とされ、明王が左足を高く上げ、不浄な振る舞いのあった猪頭の亥子神を縛り上げ、戒めている姿が特徴です。
そして、瑞龍寺では烏枢沙摩明王のお札を受けることができ(申込み制)、このお札を目より高い位置に貼り、お手洗いをきれいにすると、不浄がはらわれ、病気平癒、安産成就、子孫繁栄などがもたらされるとして、お札を求める人が跡を絶ちません。
特に、近年は、植村 花菜さんのヒット曲「トイレの神様」の人気と相まって、注目されている瑞龍寺の烏枢沙摩明王です

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