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熊野三山 熊野本宮 熊野古道終点 熊野速玉大社

 2021年11月14日記事修正しリライトしました。

熊野本宮環境協会のパンフレット
0735-42-0735


紀伊山地の東南部にあり、相互に20㎞から40㎞の距離を隔てて位置する「熊野本宮大社」「熊野那智大社」「熊野速玉大社」の3社と「青岸渡寺」並びに「補陀洛山寺」の2
寺からなる「熊野参詣道中辺路」により結ばれている。
3社は個別の自然崇拝を期限に持つが、3社の主祭神を相互に勧請し「熊野山所権現」と
して信仰されている。
仏が衆生を救済するため姿を現したのが神だとする「本地垂迹説(ほんちすいじゃく)」により主祭神がそれぞれ、「阿弥陀如来」「薬師如来」「千手観音」とみなされたことから信仰を集めこれらを巡礼する「熊野詣」の目的地とされた。
そして熊野大社からは高野山、」吉野/大峯にもつながる道も整備された。



ここに向かうには三重県からは勢和多気ジャンクションを紀勢方面へ今は尾鷲まで高速がありますが、当時は紀勢大内山で終点です。近くには動物園、頭之宮四方神社
(こうべのみやよもうじんじゃ)受験シーズンには多くの参拝者が来られます。
ここについてはまた別途ご案内します。
R42号で南下新宮です。


熊野速玉大社


生命の源を水の動きを神格化した。
熊野速大神(いざなぎのもこと)・熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を中心とした12柱の神々が祀られています。「新宮12社大権現」とし崇拝されている。


速玉大社の由来に触れておきます。
伊弉諾(いざなぎ)の唾の力が災いやけがれを払うとしてあがめられ「速玉男之神」としてあがめられ神格化したようです。また、黒潮を行く船が速さを競いあうときのしぶきが聖なる飛沫として「速玉」と呼ばれたと。説はまちまち。



新宮のいわれは、景行天皇の時代(71年から130年に神倉山の祀られいた神々を新たな社殿であるこの速玉大社にうつしたことが「新宮」となったとあります。
ここは、鮮やかな朱色の社と梛(なぎ)の大樹と国宝 採絵檜扇(再絵檜扇)があります。


ちょっと寄り道  獅子巌
熊野の鬼ケ城と統合された国指定の名称、天然記念物熊野の鬼ケ城附け 獅子巌
2004年ユネスコ世界遺産として登録された。


 この前の海では毎年盛大な花火大買いが開催され、何万人もの観客が訪れます。
また海には大型の豪華客船が三隻停泊しそれは盛大です。ぜひ一度ご覧ください。



中でも水中花火がすごい、船が左右から海面に花火を投げ入れながら進んでくると
海面には半円に大きく花火が開きます。
早く来れば別に有料観覧席(予約が必要)をとらなくても十分楽しめます。
近くには珍しい神社もあります。別に紹介します。駐車場もあります。





熊野本宮大社へ
蟻の熊野詣
蟻が餌と巣の間を行列を作って行き来する様にたとえられるほどに、大勢の人々が列をな
して熊野を詣でました。
少し上文に重複しますが。
 平安時代後期以降の浄土信仰の広がりのもと、本宮の主神の家都美御子神は阿弥陀如来、新宮の速玉神は薬師如来、那智の牟須美神は千手観音を本地(本体)とするとされ、本宮は西方極楽浄土、新宮は東方浄瑠璃浄土、那智は南方補陀落(ふだらく)浄土の地であると考えられ、熊野全体が浄土の地であるとみなされるようになりました。
中世、人々は浄土に生まれ変わることを願って、熊野を詣でたのでした。

熊野本宮大社(世界遺産)


R168を進むと案内看板が見えほどなく駐車場へ。
ここで本宮に行くのではなく、川原方面に行くと巨大な鳥居がある。これは平成12年に建てられた。これは日本一の大きさだそうです。高さは33.9メートル。


ここは明治22年の洪水前には本宮(熊野坐社=本宮の正式名称)があった場所。ここから辛うじて4社が助かり現在の場所に移築されたのが今の本宮である。大斎原には小舟に乗る場所がありここから速玉大社に詣でたのである。


次に本宮に参拝。
杉並木を登っていく昇り詰めると、ここにはかの有名な日本サッカーチームのシンボルマーク八咫烏の幟 八咫烏の置物がありました。


門をくぐると檜皮葺の社殿が見える向かって左が牟須美(むすみ)・速玉の両神。中央は主神の家津美御子神(けつみみこのかみ)右手は天照皇大神(あまてらすおおみのかみ)
が祀られています。




このパンフレットは三重県地域振興課が発行しています。
ページをめくると熊野古道の行程がイラストで構成されています。
059-224-2374


この場所には昔熊野古道を使い、奈良・京から多くの公家また庶民が参拝し上でも述べた
が、あたかも蟻が情列のようににぎわったようです。そこで蟻の熊野詣という言葉が生ま
れたそうですよ。




本宮のお祭りを紹介しておきます。
湯の峰八日薬師祭  1月8日
川湯十二薬師祭   1月12日
下湯川御大師祭   3月21日
本宮大社例大祭   4月13日から15日
七越神社祭     4月29日
船玉神社祭     5月3日
お滝不動      5月3日
八咫の火祭り    8月最終土曜日 混雑します
筌川神社祭     11月3日
三里神社祭     11月3日
仙人風呂      11月1日から2月末日(冬の人気風物詩 川を堰き止めて広大な
                    露店風呂が出来上がる)  川湯温泉
こだま祭      11月下旬
三体月観月会    12月中旬から1月上旬


          必ず確認してからお出かけください


お時間が許した方は、R168を新宮に向かうところに瀞峡をめぐる船着き場があるのできれいな渓谷を巡るのもいいですよ。私も乗船いたしました、が何分昔のことで写真はありません。電話は0735-44-0331でどうぞ。



ここで今日の旅は終わり。自宅に向かって車を進める。

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