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奈良を巡る おふさ観音

おふさ観音   2017.10.28


住所:奈良県橿原市小房町6−22
山号:十無量山
宗派:高野山真言宗別格本山
創建:慶安3年(1650年)
開基:妙円尼
本尊:十一面観音菩薩
☎:0744-22-2212
駐車場:あり
交通機関
近鉄八木西口駅から徒歩20分ほど
橿原神宮前駅→奈良交通バス小房下車徒歩約5分

本堂
明治初期に地域の庶民の寄付で建立されました。
本尊の十一面観音が安置されています。
この観音様は比叡山延暦寺北谷の観音院の本尊を譲り受けました。他に千手観音、不動明王、阿弥陀如来、役行者などの像がありました。
中でも千手観音は北向き観音様です(私の守護仏様)北向は特に霊験あらかたとか言われています。また、「一言観音」とも呼ばれ、一言だけ願い事するとご利益があります。
ここで、その願い事を絵馬に書き奉納します。



大師堂  中央に見えます
弘法大師、普大士尊(物忘れ封じ)、庚申尊(病魔退散) をおまつりしています。

大師堂の宝珠


茶房おふさで一服
境内の奥には、大正時代に建てられた「御殿造り」という建築様式の茶室があります。
広い縁側からは四季折々の円空庭が眺められ、心安らぐひとときが過ごすことが出来ます。
やはり、香り高いバラジュースが人気なようです。
売店では、バラの花びら入り羊かんやバラをデザインしたカードなど、とっておきのお土産が購入できます。
他に茶室「禿亀庵」があります。

鯉の池
おふさ観音発祥の物語にちなんだ鯉の池です。体長60センチ以上の大きな鯉が泳いでいます。


円空庭
鯉の池を囲むように、静かにたたずむ回遊式の日本庭園です。名前の「円」は"悟り"、「空」は"無限"を表し、見る人に心の安らぎを与えてくれる庭、という意味がこめられています。
明治時代に、奈良公園の立案者でもある前部重厚氏によって補修・監督された円空庭は、春夏秋冬の自然の色彩が楽しめます。


亀の池
亀の池
たくさんの亀が泳ぐ池です。亀は、観音様の化身とされています
おふさ観音発祥にちなんだ鯉の池では、色とりどりの大きな鯉が泳いでいます。亀の池ではイシガメ、ミドリガメなどたくさんの亀が。亀は観音様の化身とされています。


恵比寿尊社
商売繁盛・家運隆昌の福の神様です。

三宝荒神堂
火難除けの三宝荒神様をおまつりしています。


西諸尊堂
玉置の大神(活力創造)、愛染明王(縁結び) 、弁財天(芸道上達)の諸尊をおまつりしています。



東諸尊堂
地蔵菩薩(子供の守り神) 、正市井稲荷大明神(五穀豊穣) 、弥勒尊石(衆生救済) 、福の神(福徳円満)の諸尊をおまつりしています。


鐘楼堂
元禄3年(1690年)作の梵鐘は、太平洋戦争で没収された。
現在の鐘は昭和51年、密門光範代に再鋳したものです。「和の鐘」と名付けられました。


金ぴか でした

パンフレットより拝借
今回の訪問は何と言っても「生き人形」
まるで生きているかのようにリアルに創られた人形。幕末から明治にかけて人気を博し、特に天才人形師といわれた安本亀八作の「飯田喜八郎像」を、春・秋のバラまつり、風鈴まつり期間中に本堂にて公開しています。
少しひょうきんなしぐさです。

帰ります


風鈴祭りで有名 毎年7月1日から8月31日
今回は生き仏にご対面(拝観料300円)


この辺りは大きな池があり江戸時代慶安3年(1650年)のある日、おふさという娘が白い亀の背中に乗った観音様を見たことからこの「おふさ」さんが、観音様を奉られたのが、お寺の起源だとも言われています。


春[5月15日から6月30日]と秋10月19日から11月30日)には、「バラまつり」が開催されイングリッシュローズを中心に約2,300種類のバラが可憐に、優雅に咲き競い、「花まんだら」とも呼ばれています。これが無料で見れるのが良いのです。


夏には、風鈴の涼しい音色が厄を払うという仏教伝来の思想から、「風鈴まつり」が開催されます。厄払いになります。昔はどこの家でも軒先の風鈴が涼し気な音色を醸し出していました。縁台の豚線香とよくマッチしていましたが、今はその風情もほとんどなくなり。
風鈴は家の中、線香はベープマットに変化。


2,000個を超える言われる、日本各地の風鈴が展示されます。


金比羅尊社
農業・漁業・医療の神様が祀られています。写真ありません


一露庭   写真ありません
庭の草木の葉先にしたたる、一滴の露を見て心を静めていただきたいという願いを込めて名付けられました。昭和15年に高野山・全光院より茶室・禿亀庵(とっきあん)が移築されたのを機に作られた庭です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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