滋賀県 建部大社 源頼朝平家打倒祈願
2021年10月12日記事修正しリライトしました。
建部大社
住所:滋賀県大津市神領一丁目16-1
祭神:日本武尊・倭武
創建:白鳳4年(675年)
☎:077-545-0038
駐車場:あり
日本武尊・大己貴命、この二柱の神様をもって、近江国一之宮と定められました。
この神社は、日本武尊を祭神と祀る神社の中で唯一大社と名乗ることが許されています。
奈良時代に神崎郡建部郷(かんざきぐんたてべごう)から瀬田大野山(所在不明)山頂に遷され、その後、建部氏によって現在地に遷座されました。
古くから歴代朝廷の尊信が驚く、また武将たちの崇敬も深く集めました。特に平安時代末、源頼朝が平家に捕らえられて伊豆に流される途中、建部大社に立ち寄って源氏再興の祈願をし、見事にその願が叶って以来は、武運来運の神として信仰を集めました。
一ノ鳥居
車で通過し駐車場へ
徒歩で
二ノ鳥居へ行きます
神門
石灯籠が並ぶ玉砂利の参道を進むと、幅広い神門に至ります。
三本杉
孝徳天皇の御代天平勝宝7年(755年)大己貴命を権殿へと奉祀された際、一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉。
拝殿 右側が三本杉
本殿・権殿
正面左側が本殿 日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀り、右側は大己貴命(おおなむちのみこと)を祀る権殿(ごんでん)です。
昨今の度重なる地震に対応するべく、耐震性を向上させる目的で本殿・権殿の地下に免震装置が設置されています。
本殿を囲むように左右に八つの社があり、上座4社には日本武尊の父母である景行天皇と皇后、御妃と御子が祀られ、下座4社には日本武尊の遠征に付き従った家臣の方々をお祀りしています。
石灯篭
文永七年庚午と彫があり、県内最古の石灯籠です。現在重要文化財に指定されています。
蒙古来襲で騒然となった時代、国家安泰を祈願し建立された石灯籠だと伝わります。
大野神社
建部大社がこの瀬田の地へと遷し祀られる以前、この地域の地主神として祀られていた神社です。祭神 草野姫命(かやのひめのみこと)がお祀りされています。
氏子の方々は本殿に続き、必ず参拝される特別な神社です。
キリシタン灯篭
女神像
中央が日本武尊の御妃、両脇が御子であるとされています。
平安時代の作で、重要文化財に指定されています。
お札
昭和20年、日本で初の千円紙幣に日本武尊と建部大社が描かれています。わずか7ヶ月間という通用期間であった為、幻の紙幣とされています。
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