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西国三十三カ所観音巡礼の旅 華厳寺

2019年5月20日、日本遺産登録の発表が文化庁より行われました。
1300年以上の歴史を誇る「西国三十三所観音巡礼」が、日本遺産に認定されました。


第33番札所 華厳時  谷汲山ゆり園が近くにあります。
           ここで満願


住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23
山号:谷汲山
宗派:天台宗
本尊:十一面観世音観音
創建:延暦17年(798年)
開基:大口大領、豊然上人(開山)


花山法皇が三首の御詠歌を奉納したとされています。


ご詠歌(過去):万世の 願いをここに納めおく 水は苔より出る谷汲
ご詠歌(現在):世を照らす 仏のしるしありければ まだともしびも消えぬなりけり


ご詠歌(未来):今までは 親と頼みし笈摺を 脱ぎて納むる美濃の谷汲


このお寺は、東海地方では、桜、紅葉の名所としても知られ多くの観光客で賑わう。
西国三十三カ所の札所寺院では唯一、近畿地方以外にある。 


「現在」「過去」「未来」を各々を示す本堂、満願堂、笈摺堂を参拝します。


仁王門  正面

入母屋造り、三間二重門の立派な門

仁王門 裏面



仁王門 
宝暦年間に再建安置されている。
仁王像は運慶作と言われる。


巨大な草履がかけられています。



ここから緩やかな登りの石畳の参道。
右手に宝生池、地蔵堂、茶所、一条院、十王堂、羅漢堂、英霊堂、三十三所観音堂
左手には、宝輪院、明王院、一切経堂、本坊、なお本坊には大師堂、内仏客殿、庫裏があります。

宝生池、地蔵堂


 苔むした庭が綺麗です



 一切経堂



本堂 
1879年(明治12年、豪泰法印によって再興  (観音堂)
入母屋造り、正面五間、側面四間、外陣の少し奥に奥に内陣


正面向拝の左右の柱には「精進落としの鯉」と称する、青銅製の鯉が打ち付けられている。


西国札所巡礼を三十三番札所の当寺で満願した者は、その記念にこの鯉に触れる習わしがあので必ず触っておれいを言いましょう。

本堂上がり左右に鯉があります。

  納経所      御朱印は3種あります。過去・現在・未来

 立派な鐘楼




戒壇巡
本堂下の回廊を一巡すると本尊と結縁ができ極楽往生が約束されるといいます。 


笈摺堂 (オイヅル)
本堂背後にある小堂笈堂
花山上皇の笈摺も収まれているそうです。
多数の千羽鶴が奉納されている。千羽鶴は折鶴(おりつる)が笈摺(おいづる)にちなむことから奉納される。



笈摺堂となりに花山法皇の御詠歌に由来する「苔の水地蔵尊」がある。



子安観音堂 
笈摺堂の左隣に建つ。本尊は子安観音。安産・子宝祈願、赤子の身体健康を願い事を記したたくさんのよだれかけが奉納されている。


満願堂 
本堂から裏手に進み、笈摺堂、子安観音堂を出て、階段を三十三段上った先に建つ堂。
本尊は十一面観音。周囲には「満願」の文字の刻まれた狸の石造が並ぶ。巡礼者はここで納め札を納めます。

奥の院へ



       満   願


次は長野県善光寺にお礼のお参りに行きます

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