西国三十三カ所観音巡礼の旅 第24番中山寺・番外 花山院・第25番播州清水寺・より道朝光寺
1300年以上の歴史を誇る「西国三十三所観音巡礼」が、日本遺産に認定されました。
平成24年6月24日
第24番札所 中山寺
住所:兵庫県宝塚市中山寺2-11
本尊:十一面千手観音菩薩
宗派:真言宗中山寺派 総本山
創建:推古天皇の時代 (593(593-628)~628)
開基:聖徳太子
電話:0797-87-0024
五百羅漢
1800体もあります。
我が国最初の観音霊場。源満仲が当寺を祈願所とし。
中山寺は安産祈願で有名です。
この安産祈願は、豊臣秀吉が観音いお参りし無事秀頼を授かったことに始まる。
本堂に安置されている十一面観世音菩薩は女人済度を悲願としたインドの王妃、シュリマーラー(勝髪夫人)が自ら彫った霊像とされている。
調脇侍の二体は、後しらかわ法皇の寄進とされている,十一面観世音菩薩あり本尊とともに十一面観世音菩薩が三体並んでいる。これはとても珍しいです。
毎年8月9日には、西国三十三カ所の漢音様がすべて星に乗って、この中山寺に集まると言われています。
中山古墳(横穴式)が本堂の石段下に「大黒堂」も横にあります。
この古墳は、仲哀天皇の妃,大仲津姫の墓という伝えがありますが、この古墳の建造された時期が6世紀後半とされていることから、時代的にはあいません。
石棺は、くり抜き式家形で、その大きさは幅約1m長さ1.8m、高さ約1.2mある。
西国番外の法起院によれば、長谷寺を開き法起院に隠棲した徳道上人が仮死状態になったとき、冥土の閻魔大王より授かったという宝印を中山寺に埋めたという伝説がある。
それによれば埋めたのがこの石棺の中ではないか、約270年後花山法皇によって堀り出される
まで、この石棺の中で眠り続けたとさてれいる。
花山法王はこの宝印に基づき、西国三十三カ所を再興したとされる。
勝手この寺が西国霊場の第一番札所であった。 た方のゆかりの寺
エスカレーター
足の不自由な方には優しいですね。
番外札 花山院
住所:兵庫県三田市尼寺352
本尊:薬師瑠璃光如来
宗派:真言宗花山院派
創建:幼稚2年(651)
開基:法道上人
電話:079-566-0125
法道上人は天竺から紫雲に乗って飛来したとされる伝説の人物。
三十三の観音霊場を巡礼した花山法皇が播磨の清水寺に登った時東方の山上に光輝く
のを見て訪ねて隠棲の地とし、その晩年帰京するまでの14年間を過ごしたとされる。
12尼妃の墓
麓の集落には尼寺(にんじ)と呼ばれていますが、これは法皇付きの女官11人が法皇寵
愛の弘徽殿の女御の位牌を報じて訪ねてきたものの、女人禁制故登山は許されなかった。
尼になり麓に住み着きここで山上の思いをはせながら琴を弾き花山法皇を慰めた所から、「琴弾坂」の地名が付いている。集落内には12尼妃の墓が伝わる。中央の大きい墓が弘徽殿のものであるとされている。
第25番札所 播州清水寺 京都にある寺とは趣も違います。
住所:兵庫県加東市平木1194
本尊:十一面観世音
宗派:天台宗
創建:景行天皇時代 伝承
開基:法道上人 伝承
電話:0795-45-0025
御詠歌:あはれみや 普き門の品々に 何をか波のここに清水
昭和55年再建
根本中堂 推古天皇35年 (627年)
おかげ井戸 清水寺の由来となったところ
昆上水に顔を写すと寿命が3年延びる。
大塔跡
寄り道
朝光寺
兵庫県加東市畑609
山号:鹿野山(ろくやさん)
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面千手千眼観音2躯
創建年:白雉2年(651年)
開基:法道仙人
鐘楼(重要文化財)
多宝塔(県文化財)
山門 文三年の創建 三間一戸の形式は江戸初期から中期の様式
国宝本堂
本堂内
多宝塔(県文化財)
他に鐘楼(重要文化財)があります。袴付き