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滋賀県 龍ケ池揚水機場 たつがいけ

龍ケ池揚水機場
住所:滋賀県犬上郡豊郷町石畑3
電話もないので、滋賀県の案内図で訪れた、道に迷うが煙突が目当て。


犬上郡豊郷町にある龍ケ池揚水機場(たつがいけようすいきじょう)は、干ばつを救うために作られた日本初の動力(蒸気ポンプ)を利用した地下水くみ上げ施設で、1910(明治43)年完成した。


施設工事
突貫工事は、かがり火を焚いて明かりを取り、昼夜を分かたず行われた。述べ1万人を動員したとある。吐水口から勢いよく吐き出される水を見て村人たちの感動は頂点に達した。
この揚水事業は全国的に有名となり、見学者が訪れ、この見事な事業に驚嘆した。多くの恵みをもたらした事業は、その後各地で取り入れられた。
この事業を取り仕切った若干27歳の青年区長は「私の田畑は比較的水利に恵まれていた。自分の田畑が日焼けに合うから第一線で働いたのではない。全く純粋無垢の精神で奉仕したのだ」と語ったとされる。


「豊郷 とよさと」という地名は米穀の豊穣を願ってつけられた瑞祥地名であり、ここにも旱魃との苦闘の歴史が反映されていた。一滴の水争いは壮烈だった


大正時代に蒸気機関から電力へ変わったが、施設は現在も稼働し周辺農地に水を排水しています。
蒸気機関のポンプは近くの八幡神社に保管されています。


規模
井戸の地平面:長さ幅共に約16.4m


常水面:長さ約4.5m、幅約3.6m、
深さ約10.9m


八大竜王(雨乞いの神)に因み、
龍ヶ池と命名された


ボイラー用の煉瓦煙突には
「タツガイケ」の文字がある


北東にある「砂山池揚水機場」もありますが、文化財ならこちらです。

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