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京都洛北「当尾の里」 岩船寺 秘仏特別公開及び三重塔初層特別開扉

岩船寺三重塔特別開扉
住所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
山号:高雄山
宗派:真言律宗
本尊:阿弥陀如来(重要文化財)
創建:天平元年(729年)
開山:行基

石室内の不動明王



聖武天皇が出雲不老大社において霊夢(神託として見る夢)があり、行基に命じて阿弥陀堂を建立しました。
江戸時代には「報恩院」とも呼ばれていたようです。


本堂の中にはご本尊の大きな阿弥陀如来坐像をはじめ、多くの仏像が安置されています。
ご本尊の須弥壇の裏側をぐるりと廻れる回廊になっていて、普賢菩薩騎象像や十二神将などの多くの仏像を拝観できます。仏像好きな方は見とれます。出来たらをご覧になりたい方は、単眼鏡をお持ちになるといいですよ。


本堂は昭和63年(1988年)に再建された比較的新しい建物です。
平安時代の阿弥陀如来坐像が安置されている。

この石段のうえに大きな貝吹岩があります。

石段から見た三重塔

三重塔(重要文化財)
室町時代の嘉吉2年(1442年)に建立された三重塔で、初重の内部には来迎柱を立て、須弥壇と来迎壁を設ける。各層の屋根を支える四隅の垂木には天邪鬼である隅鬼が彫刻されている。
今回この塔が公開されました。
とにかく綺麗、しばらくは・・・・・。

東正面 來迎壁 十六羅漢図

來迎壁背面 五大明王像
東西南北の四方板戸には八方天の仏画が極彩色で描かれています。正面の東側には
伊舎那天・帝釈天 南に面に面には閻魔大王・火天  西二面には羅刹天・水天
北二面には風天・毘沙門天が描かれています。

板戸 羅刹天

板戸 水天

板戸 伊舎天神


十三重石塔(重要文化財)
13個の笠石を積み重ねた高さ6.3mの十三重塔。鎌倉時代。

五輪塔(重要文化財)
鎌倉時代

石室不動明王立像(重要文化財)
 花崗岩製。奥壁には不動明王像を刻み、手前左右に2本の角柱を立て、これらで寄棟屋根を支える。応長2年(1312年)の銘がある。


石段を上がり白山神社へ


①厄除け地蔵菩薩
⓶鐘楼
③開山堂
⓸歓喜天堂
上記4点は次回に紹介
今回は三重塔がお目当てです。



山門の石段前には岩船寺の僧が身を清めるために使用したとされる石風呂がある。
この岩風呂が岩船寺のいわれと言います。

山門の西側には岩船寺の鎮守であった室町時代建立の白山神社(重要文化財)と摂社である春日神社(京都府登録有形文化財)の社殿が並んで建っている。

これも岩風呂 説明書きはありません


今年も2020年5月2日から5月6日まで特別開扉が行われます

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