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愛知県  鳳来寺山東照宮 家光の思い

鳳来寺山東照宮  国重要文化財
住所:新城市大字門谷字鳳来寺4
祭神:贈正一位源家康朝臣
   山王権現・熊野権現・白山権現
創建:慶安4年(1651)
駐車場:あり  有料


交通機関
新東名新城IC 国道151号
電車・JR飯田線 豊橋駅より60分 本長篠下車🚌バス門谷下車
三東照宮の一つといわれている。(日光東照宮・久能山東照宮・鳳来山東照宮)


この道は鳳来寺パークウエイ駐車場からの参道です。

一本松と鏡岩

鳳来寺の鐘楼と鏡岩

3代将軍徳川家光は、慶安元年(1648)に日光東照宮に参詣したおりに家康誕生にまつわる鳳来寺の由緒を知り、鳳来寺の諸堂の再興とともに、寺内の東照宮の造営を計画した。同3年に着工し、同4年4月に家光が没した後も造営は続けられて社殿は慶安4年(1651)9月17日に完成した。社地は、鳳来寺本堂の東方、石段を昇った上にあり、南面する鳥居右手に水屋が置かれ、さらに一段上がった中段、石柵で囲んだ中に拝殿・幣殿(へいでん)が建ち、さらに一段上がって透塀に囲まれた中央に中門を開き本殿が建っています。


中門・本殿の拝観
社務所に神職がいる時間(9:00~15:30頃)のみ、文化財保護のための志納金を納めれば見学できる。志納金100円を入れる。


本殿は、入母屋造(いりもやづくり)、平入の社殿で、正面に向拝(ごはい)を付ける。屋根は檜皮葺(ひわだぶき)、棟には他の東照宮と同じく千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)を置いている。内外ともに華麗な彩色が特徴で、外部は柱、扉、縁が朱漆塗、長押や組物、桁には彩色の紋様を描き、軒まわりは黒漆塗とする。内部は柱は春慶塗で、長押に三葉葵、桁に紅葉を描く。内外の組物廻りには花鳥の彫刻を施している。内陣は畳床、壁と天井を黒漆塗とする。神像を納めた宮殿(厨子)は、入母屋造、黒漆塗、禅宗様(ぜんしゅうよう)を基調とした壮麗なもので江戸城から移したものとの伝承があります。


鳳来寺東照宮の造営には、江戸大工頭の木原義久、鈴木長恒があたった。境内の配置と建築の形式は、造営も同時期となる滝山寺東照宮(岡崎市)と非常に類似している。彩色は華麗であるが彫刻は限定的で、組物など部材寸法は本殿と拝殿で共通する。寛永9年(1632)の作事方設置以後、形式化していく幕府建築の意匠的な傾向を示す建築といえる


青銅灯篭

上記灯篭の銘文

中門

本殿の周囲は透塀で囲み、前面に中門を開く。中門は、檜皮葺の平唐門(ひらからもん)である。禅宗様を採用し、扉は桟唐戸(さんからど)、彩色は、軸部は朱漆塗、組物まわりは紋様の彩色、軒廻りは黒漆塗とする。透塀は、腰が板張、上半部に竪格子を入れ、柱などは丹塗、屋根は檜皮葺です。

本殿

本殿

本殿獏


鳳来寺からの参道


また、この近くのは鳳来寺があります。
次回ご紹介します


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