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奈良県天理市 山野辺の道  長岳寺

長岳寺
奈良県天理市柳本町508
山号:釜の口山
宗派:高野山真言宗
本尊:阿弥陀如来
創建:伝・天長元年(824年)
開基:伝・空海、淳和天皇(勅願)
または釜口大師とも呼ばれている
電話:0743ー66ー1051
駐車場:あります


天長元(824)年、淳和天皇の勅願により、空海が大和神社の神宮寺として開いたといわれる古刹。創建当時は大寺だったが、兵火と廃仏毀釈により衰退した。

ロープのようなものはしめ縄

大門  1640年再建


楼門 鐘楼門   国指定重要文化財
かつては上層に鐘楼が吊られていたために鐘楼門と呼ばれる、日本最古の鐘門。
下層は室町~安土桃山時代、上層は平安時代。寺伝によると、空海による創建当初から現存する建物といわれているが、上層部分も空海の時代ではなく、平安時代末期頃の建築とというのが一般的。

本堂 
天明3年(1783年)に再建された建物で、阿弥陀三尊像と多聞天・増長天立像を安置している。

本堂内部


鐘堂
他にも堂宇があったが写真が残存してないので不明です。


十三重石塔
 鎌倉時代  だいぶ風化が進んでいる。

弥勒大石棺佛 
鎌倉時代  高さ2m、石棺に彫られた石仏

石仏群 紫陽花



境内にはありません。
車で5分位離れています。

五智堂   国指定重要文化財
鎌倉時代の建物。
ここだけ、ポツンと塔が建っている。これが五智堂 
堂と言っても建物は屋根のみ他は一切ない、中央の心柱の上部に四仏の種子を表し、心柱を大日如来に見立て、東側が阿閦如来(あしゅくにょらい)南側が宝生如来(ほうしょうにょらい)西側が無量寿如来(みりょうじゅにょらい)北側が釈迦如来(しゃかにょらい)全体で五智如来を表す。
その形状から「傘堂」、四方どちらの面も正面に見えることから真面堂(まめんどう)の別称がある。
ここは、長岳寺から離れているが長岳寺の寺領である。参拝者の休憩所、交通安全のため
建立された。江戸時代には床が張られ雨宿りができたようである。
これによく似たものが奈良の當麻にある。(當麻病院近くの傘堂)


北側梵字

西側梵字

東側梵字

南側梵字




ここでお知らせ 
4月21日、午後2時より本堂前にて大柴灯護摩(だいさいとうごま 火の祭り)を行れます。
犬鳴山妙泉講の修験者達により営われ、行者問答、法弓作法、法斧作法などが本式に行われます。雄渾な噴煙と炎が境内の上空に立ち上る様は圧巻です。
添え護摩木祈願(福引つき)は500円から。
1000円以上の祈願者には御幣が授与されます。

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