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四国八十八ケ所車で遍路の記録/ 第82番一宮寺(いちのみやじ)



槃の道場:第66番~第88番札所:讃岐の国(香川県)
2020年1月19日公開
2020年8月25日一部修正 寺名記入
2020年1月19日公開しその後寺名記入した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を
追記他の部分(写真等)追加・修正して2021年8月9日に再度公開しました。


82番:根香寺→11.9km
一番札所から1225.7㎞
83番 一宮寺(いちのみやじ)
ここの見所は【地獄の釜】


住所:香川県高松市一宮町607番地
山号:神毫山(しんごうざん)
院名:大宝院(だいほういん)
創建:伝:大宝年間(701~704)
開基:伝:義淵僧正
御本尊:聖観世音菩薩
☎:087-885-2301


駐車場:無料、普通40台、大型20台
高松自動車道・高松西ICから県道12号を東へ。約10分。


交通機関
琴平電鉄琴平線一宮駅から約700m真言:おん あろりきゃ そわか


御詠歌:讃岐一 宮の御前に 仰ぎ来て 神の心を 誰かしらいふ


山 門
大きな藁草履がかかげてあります。
山門の扁額は 山号扁額『神毫山』


山門を入ると正面に本堂左手に鐘楼があります。


本 堂
現存する本堂は元禄時代、松平家の再建。
本尊・聖観世音菩薩は秘仏ですが、毎年8月10日の前立本尊が御開帳されています。


一宮御陵
宝治元年(1247)の銘があり前の田村神社の祭神である
孝霊天皇(こうれいてんのう)百襲姫命(ももそひめのみこと)五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)の供養塔 三基の宝塔


地獄の釜
本堂左手前には薬師如来が祀られる小さな石の祠があります。これは「地獄の釜」と呼ばれ、下に地獄へ通じる釜があり、祠に頭を入れると境地が開けるという言い伝えがあります。一方、心がけの悪い人は石の門が閉まり、頭が抜けなくなるといわれている。頭を入れてみる、別に変わったことはおこらない、2枚の門は閉まらなかった。


薬師如来縁起
この祠には次のような伝説があります。
昔、この近くにおタネばあさんといって、意地の悪いおばあさんがいたようで。
ある日、近所の人から「この寺には地獄の釜の煮えたぎる音がする祠があって悪いことをした人が、 この中に頭を入れると扉が閉まって抜けなくなる」というのを聞きました。
そこで、おタネばあさんは、「そんなことはない。ちょっとためしてみよう」と、恐る恐る頭を入れてみたのです。
すると、扉が閉まり、下の方からゴォーという地獄の音がしてきたのです。
あわてたおタネばあさんは頭を抜こうとしましたが、いくらやっても抜けません。
とうとう怖くなり涙を流しながら「今までのことは許してください。」と何回も頼んだのでした。
すると扉が開き、頭がすぅっと抜けました。
それからは、おタネばあさんは心を入れかえ、近所の人からも親しまれるようになったそうです。


厄除大師像

大師堂
大師像を拝観できます。





護摩堂
不動明王像が安置されています。
毎月28日には10時より護摩を焚いております。


稲荷堂



西門
四脚門
此方はどこでも見かけるようなお寺の門です


庭園がありますが寄りませんでした。
時間がある方は是非お立ち寄りください。


一宮寺は大宝年間(701~704年)義淵僧正が創建し、当時は大宝院といい、法相宗のお寺でした。
後の和銅2年(709年)、義淵の弟子・行基が訪れて堂宇を修築し、讃岐一宮の田村神社の別当寺(神社を管理する寺)となり、寺名も一宮寺と改めました。


大同年間(806~810年)に、弘法大師が四国を巡錫中、ここに留まり、聖観世音菩薩を刻み本尊として安置し、宗派も真言宗に改め四国霊場としました。
戦国時代天正12年(1584年)には、長宗我部元親の兵火に遭い、焼失しましたが、後の住職や僧侶たちの尽力により再興を果たし、興隆を極めました。


延宝7年(1679年)江戸時代、高松城主・讃岐国高松藩2代藩主・松平頼常(まつだいらよりつね)により田村神社が仏教支配の両部神道から唯一神道に変わり(宮寺を廃止)、神社と神仏習合していた一宮寺の寺地も現在地に移されています。


田村神社の本地仏(神は仏の仮の姿で、本来の仏=本地垂迹説)であった聖観世音菩薩は一宮寺の本尊となっています。
神仏習合の田村神社・一宮寺が四国八十八箇所83番札所でしたが、一宮寺が札所を引き継いでい田園地帯にある一宮寺の山門は、路地をはさんで、田村神社の鳥居と向かい合っています。


田村神社=全国に点在してます。
滋賀県の田村神社が総本社です。



公式サイト




今日のお遍路はここまで


ここで寄り道
栗林公園へ向かう


その後


「天然温泉きらら」今日の宿泊地へ向かう。ワンルームマンションである。温泉のカウンターで鍵を受け取りマンションへ行く、なかなかこぎれいで風呂もあった。温泉にはいかずここでゆっくり風呂に入る。入浴後近くの寿司屋で食事をする。

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