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知多新四国八十八ケ所霊場の旅 六十三番札所 補陀落山    大善院

知多四国霊場六十三番札所
補陀落山 大善院
住所:愛知県常滑市奥条五丁目20番地
宗派:真言宗豊山派
創建:白鳳12年(684年)
開基:養春上人
開山:興覚法印
御本尊:十一面観世音菩薩
☎:0569-35-3430
駐車場:石段下


交通機関:
名鉄常滑駅より知多バス本町下車徒歩10分位


御詠歌
じゅうらくの 大善院に 詣で来て 仏の利益 うくるうれしさ


荒廃した高讃寺の一坊から十一面観世音菩薩を当地に移したのが始まりとあります。


文明元年(1469)常滑城主水野忠綱が、新たに十一面観音を造立し、大善院を本坊とする六坊を再建したそうです。
後に興覚法印が中興開山し、寺院復興の基盤を築いたとのことです。


本堂
凄いことになってます。
本堂の屋根がビニールシートで覆われていました。
檀家さんはないのだろうか。
本堂の手前には石灯篭がありましたが、あまり見かけません。
神仏習合に”牛頭天王“を奉安していた時代の名残があるのでしょうか。


大師堂


樹齢540年のイブキの大樹に包まれた寺前には大ぶきの木がある。
樹高15.6m、目通3.8mの大樹です。


観音堂
扁額に「冬花庵」とあるので、「冬花庵観音堂」と呼ぶのが正しいのでしょうか。
本堂左手に建つ床を高くした観音堂です。
床下に石仏が祀られています。
智拳印を結んでいるので、金剛界大日如来だと思います。
真言宗の寺院なので自然な感じです。


この建物は宝塚にあった明治から昭和初期に活躍した日本画家「橋本関雪」の別邸で、阪神淡路大震災を機に大善院へ移築したそうです。
また、 大善院へ奉安されてあった護国観音像を「平和観音像」に改名して観音堂本尊として安置したとのことです。


金比羅堂


奥には
中の宮(ここには訪れていません)
大善院の境内でも一番標高が高い所に中の宮が鎮座している様で
往古 尾張常滑郷瀬木千代之峯の総社にて祟め鎮まり坐し玉うが
明應三年(1494年)三社に分祀
奥条へ高宮 常石神社
瀬木へ西宮 神明社
奥条中道に 中宮
中の宮は常滑城の鬼門除祈願所補陀洛山観蓮寺本坊大善院に鎮守として勧請 尊崇奉る
祭神素戔嗚尊は世間の怨敵を降伏せる荒ぶ神 神仏同体の牛頭天王と信仰され疫病を祓う
夏の土用に村民あげて祭り
御霊信仰、祇園疫神送り 親善の茅輪潜り
一念信力を結べば夏病みせず除災の利益図りがたし
と書かれています。


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