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滋賀県 篠田神社 例祭 篠田の花火

篠田の花火    (篠田神社)
住所:篠田神社(近江八幡市上田町1613)周辺
国選択無形民俗文化財


今年のお題「震災を忘れない」光に思い



火矢が飛んでくる。  点火

妖しき光  匂いがどくどく かいだことないにおい



津波を鎮める神を描いた仕掛け花火「和火」が闇夜を彩る

大松明点火  熱い逃げた

どーんと倒れる  火の粉が舞い上がる


凄いの一言


江戸時代に始まったとされる「篠田の花火」は、3月に行われる「左義長まつり」、4月に行われる「八幡まつり」と並んで、「近江八幡の火まつり」のひとつに数えられ、700年を超えるとされる由緒ある「篠田の火祭り」の出し物(奉納物)のひとつである。篠田神社で3日間にわたって執り行われる春の例祭の一部で、五穀豊穣と住民の安寧を願って、毎年5月4日の夜に行われる。
 国の無形民俗文化財にも選択されているこの祭りの特色は、国友村の鉄砲火薬作りの技術を応用して、江戸時代中頃から、硝石を用いて作った花火を奉納したことである。中でも、明治に入って始めた硫黄とミョウバンを主剤とした独特の仕掛け花火は淡い青紫色の炎を放ち、暗闇に浮かびあがる光景は神秘的だ。・・・和花火


「篠田の火祭り」は、大太鼓の音とともに火の粉を散らす松明が、篠田神社境内に宮入りするところから本番となる。そのころまでに境内には大勢の人がつめかけ、よく見える場所を求めてさながら陣取り合戦、しかし、あまり近くでは煙がすごいこと、大たいまつが倒れてくるので、いつでも逃げる用意が必要。報道陣用と関係者用の観覧席はあるが、一般人用はない。


夜8時過ぎ、何発か音だけの花火が打ち上げ花火が上げられたあと、夜9時過ぎには、信州伝統の仕掛け花火「大三国」や三河地方の伝統花火「手筒花火」が披露され、その迫力に見物客の目も釘付けになっていた。その後、全国各地の煙火店から奉納された打ち上げ花火が、煙火店の名前や花火玉の大きさのアナウンスとともに次々と打ち上げられた。これらの打ち上げ花火も技にこだわった美しいものが意外に多い、この狭い地区でと思わず感嘆する。また町内の若者が車を引きながら花火をして歩く。ついていくのも面白い。もちろん場所取りはしておかないと神社にもドルと満員です。


打ち上げ花火が終了し、「ナイアガラ」の仕掛け花火が終わると、いよいよお待ちかねの日本古式の仕掛け花火、「和火仕掛け」だ。「篠田の花火」のトリを飾るこの仕掛け花火は、杉板を何十枚も組み合わせて作った縦約10m、横約20mの大きな立て板に、硫黄やミョウバン、米粉糊などを混ぜたものを取り付け、黒色火薬を塗ったもの。全国的に見ても稀な花火で、毎年違う絵柄が浮かびあがる仕組みだ。「篠田の花火保存会」の会員らがいまも手作りで1ヶ月もかけて準備するのだという。点火の方法も独特で、仕掛け花火の板と20mほど離れた櫓台との間にロープを張り、「綱火」と呼ばれるロケット花火状のものを矢のように放って点火する。これもすごい仕掛け、こんなの見たことない。この最後の大仕掛けの和花火の前には、ひと回り小さなもうひとつの仕掛け花火に点火される。



その直後、爆音とともにぐるぐると激しく渦のように回転する花火の炎や、オレンジ、赤の炎が目もくらむほどにはじけ、あたりには白い煙と火薬の匂いが立ち込めた。煙幕のような煙が風に流されると、今度は青紫の淡い炎でかたどられた「      」の絵が、じりじりと、そして静かに、真っ暗な境内に浮かびあがった。その幻想的な光景を前に、誰もが食い入るように見入っていた。この絵柄は毎年変わるそうです。


最初の打ち上げ花火から仕掛け花火、松明まで
すべてがかなり至近距離(15mか20m)で見られるのもこの花火大会の醍醐味のひとつであろう。
ただし、ダイナミックで迫力がある分、火の粉が飛んでくることもあるので
十分に注意が必要です。また最後に大松明が2本建てられそれが倒れてきた。思わず飛びのいた、当たれば大やけど陀。


また臨時駐車場は用意されますが、それほど広くないため駐車できる台数は限られているのでお車の方はやくいかれたほうが良いです。場所取りもありますし。


もう一度行ってみたい。琵琶湖の花火大会、尾鷲の花火大会とは違った雰囲気、実に手作り満載です。是非一度見てください。

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