奈良県 文豪 志賀直哉旧宅 高畑サロン
志賀直哉旧宅 別名 高畑サロン
住所: 奈良県奈良市高畑町1237-2
志賀直哉自身が設計し、昭和4年(1929年)から9年間家族と暮らした邸宅。お金持ちのお坊ちゃんだからできたことで、たいていの小説家は売れない作品で相当貧乏でした。
この邸宅は書斎は豪勢で、天井が葦張りの数奇屋作りで窓から和風庭園と借景である若草山の眺望が見えます。落ち着いた雰囲気で、三蓋山、高円山の眺めもよく、庭園もよく整っていて、執筆に疲れた時に散策できるように作られているようですが、この邸宅を出て前の通りを散策しても良いのでは、静かですし。志賀直哉はここで有名な『暗夜行路』などの多くの作品を執筆したようです。
また志賀直哉を慕って武者小路実篤や小林秀雄、尾崎一雄のほか文人や画家が集まり、文学論や芸術論などを語り合う一大文化サロンとなり、いつしか高畑サロンと呼ばれるようになったのです。
「白樺派」というのは、今でいう上流階級の育ちのいいところのお坊ちゃん育ちの作家のグループであり、人間は自由であるべきだとか、人を信じることは素晴らしいとか、貧しい人たちにも愛情を注げば明るい社会ができるなどと考えるタイプで、よく言えば「理想家肌」、悪く言えば「苦労知らず、世間知らずのおめでたい・・・・・」が集まった仲良
しこよしです。「怒られるかな」私は、あまり文学には興味ありませんが。
立派な革張りの椅子です
床の間の茶筅に椿一輪挿し いいですね
志賀直哉旧宅の近くの食堂で食事