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岐阜県  弥勒寺  円空のお寺

弥勒寺
住所:岐阜県関市池尻10-1


山号:龍華山
宗派:天台寺門宗
創建:白鳳時代
開基:身毛津氏 むつげ
中興:円空 1600年
三井寺の末寺です


元禄8年(1695)、円空は当寺で死去したとされ、境内には墓が残されています。当時は数百体の円空仏と円空画像を所持していましたが大正9年(1920)の火災で堂宇共々焼失し、現在は阿弥陀如来、聖観音、不動明王、秋葉神の4体のみとなり本堂も再建されています。
弥勒寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、張間6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。境内一円は古代、当地域(武儀郡)の行政機関である官衙の跡地とされ、名称弥勒寺官衛視遺跡群として国指定史跡に指定されています。


円空は生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5350体発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。その内愛知県内で3000体以上、岐阜県内で1000体以上を数える。また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。円空仏以外にも、多くの和歌や大般若経の扉絵なども残されている。


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