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古都 日本最初の国宝指定の仏像 広隆寺

広隆寺
国内第一号の国宝があります。


住所:京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
山号:蜂岡山
宗派:真言宗
本尊:聖徳太子(上宮王院本尊)
創建:推古天皇11年(603年)定かではない
   推古天皇30年(622年)
開基:秦河勝
東映太秦映画村が近くにあります。


広隆寺には二つの弥勒菩薩があります。宝冠弥勒と泣き弥勒です。霊宝殿の正面中央に2軀並んでいます。



国宝第1号指定の弥勒菩薩半跏思惟像はその宝冠が大きく特徴の一つであることから「宝冠弥勒」と呼ばれています。


奈良県中宮寺によく似た像があります。


寺伝によると新羅から聖徳太子に送られたとし,それを裏付けるように材は日本では用い
られることのないアカマツ材製です。また,韓国にはこれに酷似する弥勒菩薩半跏思惟像
が沢山みられることから,半島伝来の仏と考えられています。



「宝冠弥勒」
像高は123.3センチメートル(左足含む)、坐高は84.2センチメートル。右手を頬に軽く当て、思索のポーズを示す弥勒像である。像表面は、現状ではほとんど素地を現すが、元来は金箔でおおわれていたのではないでしょうか。



とにかく拝観すると、その姿は観る者を魅了します。また、華奢な体つきはその指先まで繊細です。奈良の中宮寺に同じような仏像がありますがさすが、国宝第一号ですね。いつまでも眺めていました。
写真撮影はできませんでした。



「泣き弥勒」
その前に立って姿を見ると、微笑んでいるのか悲しんでいるのか、何を瞑想しているのか、像高90センチメートル(左足含む)、坐高66.4センチメートル。


「宝冠弥勒」と同様のポーズをとる、像高はやや小さい半跏像である。朝鮮半島には現存しないクスノキ材製であるところから、7世紀末~8世紀初頭頃の日本製と見られるが異説もある。



沈うつな表情で右手(中指・楠井指)を頬に当てた様子が泣いているように見えることから「泣き弥勒」と言われています。
どちらの仏像も、こちらも考えてしまいます。
写真撮影はできませんでした。


国宝十一面千手観音菩薩
霊宝殿入り口右手にありました。



木造十二神将立像 
像高は113 ~ 123㎝の小柄な仏像です。
宮毘羅大将(金毘羅)、伐折羅大将(和耆羅)、迷企羅大将(弥佉羅)、安底羅大将(安底羅)、頞儞羅大将(摩尼羅)、珊底羅大将(宗藍羅)、因達羅大将(因陀羅)、波夷羅大将(婆耶羅)、摩虎羅大将(摩虎羅)、真達羅大将(真陀羅)、招杜羅大将(昭頭羅)、毘羯羅大将(毘伽羅)。


上宮王院大子殿(本堂)


桂宮院本堂  非公開



毎年10月12日に行われる牛祭は、京都三大奇祭として知られるが、不定期開催となっているのでご覧になる方は、問い合わせてから行ってください。


京都近郊で牛を飼うところが少なくなり開催が不可能だそうです。


葵祭りにも牛が登場しますがわずかです。

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