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三重県の旅 ①   伊賀別所 新大仏寺

新大仏寺
住所:三重県伊賀市富永1238
山号:五宝山
宗派:真言宗智山派
開基:源頼朝
創建:鎌倉時代建仁2年(1202年)
本尊:盧遮那仏
電話0595ー48ー0211


行き方
伊賀上野から国道163号で伊勢方面へ  秋は紅葉が綺麗だそうです。


  基壇のアップです 


おなじ堂内にありました木彫りの狛犬


新大佛寺は、今から約800年前(1196年)後鳥羽法皇の勅願により、源頼朝公の協力を得て、国家の安泰と国民の幸せを祈る、 一大祈願道場として、東大寺伊賀別所として建立されました。
重源上人は、奈良の東大寺を再興した僧で、全国に7カ所の東大寺別所を造りました。そのひとつ「東大寺伊賀別所」となったのが、このお寺です。
東大寺に敬意をはらって、寺号に「新」を加え、新大佛寺と名づけられたのです。
新大佛寺は、天皇系の菊の御紋を有する全国でも数少ない寺院で、三重県では唯一のお寺です。


上の小窓があることから、ここから大仏のお顔が見えたのかも


大仏殿(市指定文化財)
享保12年より延亭5年にかけて、陶螢上人、宝梁律師の2代に渡っての建立。 間口6間半、奥行8間半の大仏様式の建物で、元本尊の大仏如来を祭った 由縁から大仏殿と呼びますが今は大仏様は別に安置、現在は釈迦如来を安置されています。


本堂 (上人堂)
寛永9年(1632年)6月、上野城主藤堂大学助髙次公が、 雨乞い祈願成就の御礼として寄進
されたもの。 元俊乗房重源像をお祀りした由縁から上人堂と称するが、 現在は阿弥陀如
来を本尊としています。



宝蔵庫
大仏  上記に写真
快慶作の高さ約5メートル木彫大仏様(重要文化財)
東大寺の大仏と同じ姿です。

それは美しい黄金色、東大寺は金箔も剥げていますね。一見価値は十分あります。
是非ご覧ください。

不動明王(身長6mを越える)が祀られています
制作年代は江戸時代
これも素晴らしいですよ。

左下に安置 不動明王の脇侍

右下に安置不動明王の脇侍


重源上人像は、全国に4体しかなく、東大寺・浄土寺(兵庫県)・阿弥陀寺(山口県)と新大仏寺に現存されているにとどまる。鎌倉時代


他に下記の像があります。
盧舎那仏像(鎌倉時代快慶作)
興正菩薩画像(鎌倉時代)



この俳句は松尾芭蕉が呼んだ句です。
「大仏は倒壊し今は只台座のみ残り今まだあった丈六の仏像の姿はなく
只陽炎だけが高く昇っている」と読んだのです。


十三重石塔

鐘楼


 面白い形ですね


石組みのきれいな庭園


 観音像の後ろには小さな不動明王が60体以上はあろうかと思われる。


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