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福井県 妙楽寺  本堂は若狭最古の建造物

妙楽寺 みょうらくじ 
住所:小浜市野代28-13
山号:岩屋山
宗派:真言宗 高野山
開基 :伝 行基(ぎょうき)
創建 :伝 養老三年(719年
開山 :弘法大師空海(こうぼうだいしくうか
本尊:千手観音菩薩立像
電話:0770-56-0133
駐車場:あり
交通機関
JR小浜駅からJRバス井上行きで6分、野代下車、徒歩15分
小浜駅からレンタサイクルあり(3,7km)
小浜、若狭はお寺も多いので車で廻るのが良いでしょう
多田寺は近すぐ近く併せてお参りすることをお勧めします。
他に国分寺 羽賀寺 空印寺なども一気に回れます。


今は、高速道路も開通していますが、私たちが行った時は工事中でした。
舞鶴若狭自動車道小浜ICから車で12分


ここ若狭の妙楽寺には珍しい二十四面の千手観音が本尊として安置されています。 寺伝によると妙楽寺は養老三年(719年)に行基の開創にして弘法大師空海が延暦十六年(797年)に再考したと伝えられている。街道からは少し離れた野代という集落の山の麓にある。この山は霊峰とされている多田ヶ岳です。
駐車場近くで入山料を払いしばらく行くと仁王門


仁王門
三間一戸、入母屋造、桟瓦葺、八脚単層門、安永六年(1777年)再建された。
 二重基壇に建てられ結界に相応しい重厚な山門で両側には阿吽の金剛力士像が安置されています。


角度を変えて撮影 

大悲閣と書かれた仁王門扁額がかかっています。



参道の巨木

鐘楼 慶長7年  相当傷んでいた



本堂

本堂屋根の鬼瓦 木製で一見おさるのようですが角があります。 しかし牙はありません


鎌倉時代に建立された本堂 (重文) は若狭における最古の建造物。
本尊の二十四面千手観音は、平安時代の作でかつては三十三年に一度しか開扉されていなかった秘仏であったために今でも漆箔が綺麗に残っている。正面の顔の他に両耳のうしろに忿怒面と菩薩面を持ち、頭上に二十一面を頂いた二十四面の珍しい姿をしている。四十二本の脇手の間には小さい腕を幾本も付け足されており迫力に富んでいる。
真数千手観音といい(本当に千本の手をもつ千手観音)大変珍しいです。
私の知る限りでは、大阪葛井寺千手観音菩薩と奈良唐招提寺の千手観音菩薩
京都 寿宝寺です。 

長い間、秘仏とされていた本像ですが、足先の箔は剥がれていました。
また、この本尊の千手観音を収める厨子は鎌倉時代の重要文化財で永仁四年(1296年)と時代が分かっている数少ないもの。他にも内陣には四天王像と聖観音が安置されている。
厨子に安置されているが内陣に入り間近で拝見できる。平安時代中期(10c~11c)、高さ176.3cm、檜材一木造、漆箔、


本堂内陣裏側にも千手観音菩薩が安置されていた。


内陣裏の鴨居の仏像 説明書きはありませんでした



縣仏 扇型薬師三尊像 本堂内陣厨子の上部 銅製 骨は6本

境内左に地蔵堂
三間四方の宝形造、桟瓦葺、一間向拝付。無欄干の外縁が四周。
地蔵堂本尊地蔵菩薩坐像。像高165.4cm、檜一木造、平安初期の作。
金箔は少々はがれていますが、顔立ちは優しい。
目は細長く伏し目、相当深刻に衆生救済を考えておられるのでしょうね。


不動明王坐像   写真はありません
平安時代、木造、市指定文化財
地蔵菩薩坐像
平安時代、高さ165.4cm、寄木造、県指定文化財恵心僧正作、桧、寄木造、像高135.8㎝


聖観音立像、 写真はありません
平安時代、高さ161.5cm、一木造、県指定文化財


四天王立像  写真はありません

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