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島根県 小泉八雲記念館 小泉八雲旧居

小泉八雲記念館  
住所:島根県松江市奥谷町322
☎:0852-21-2147


松江城から徒歩5分位塩見繩手沿いの小泉八雲旧居に隣接して建っている。周囲の風景にマッチした木造平屋建て和風造りの建物です。八雲(ラフカディオ・ハーン)は、明治23年8月から1年3カ月の間、松江に滞在していました。
昭和8年(1933年)に建設、開館されましたが、現在の建物は昭和59年に改築された2代目で、最初の建物はドイツのワイマールにあるゲーテ記念館を模した洋風建築だったそうです。


松江在任中に小泉セツと結婚し、出雲の地に日本の伝統文化を見出してその研究にとりくんだ。この記念館では、小泉八雲という多面的な作家を知る基本情報を遺愛品の展示と解説を通して紹介されています。


「耳なし芳一」「むじな」「雪女」などの短編を収めた『怪談』や『骨董』といった著作で知られ、1年3カ月を松江で過ごした小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関する収蔵品を展示されています。
ギリシャ生まれのイギリス人であった八雲がなぜ日本にやって来たのか、そしてこの松江の地でどのような生活を送り、数々の作品を書き上げてきたのか、数奇な人生を歩んだ彼の生涯や功績をパネルや写真等で分かりやすく紹介。左目を失明し、右目が強度の近視だった八雲が原稿を書くために特注した脚の長い机、常に携帯していた望遠鏡、来日時に着ていたスーツ、妻・セツの英単語覚え書き帳等々、八雲の人柄や当時の暮らしぶりを感じさせる品々も展示されており、100年以上たった今でも八雲の生きていた時代を彷彿します。


小泉八雲旧居
住所:島根県松江市北堀町315
☎:0852-23-0714

妻のセツが江の島でホラ貝を購入

この池には蛙と蛇が同居しているそうです。八雲は蛙が好きだった。


ギリシャ生まれながら日本国籍を取得した学者、小説家です。1890年に学校の英語教師に任命されたことを機に島根県松江市へ移り住みました。1891年に熊本へと転任するまで、約半年間暮らしていた旧居は国の史跡に定められています。
小泉八雲が1891年から暮らした屋敷は、旧松江藩士根岸家の持ち家でした。彼自身が武家屋敷での暮らしを切望していたことと、屋敷の主・根岸干夫が簸川郡(現出雲市)におり空き家だったことが重なり、この屋敷で暮らすこととなったのです。


旧居のある塩見縄手(縄のように一筋に延びた道)は、古い建物が並ぶ通りです。17世紀からの武家屋敷や長屋門が残されており、松江市伝統美観指定地区にもなっています。
小泉八雲がこの屋敷に住んでいたのは、まだ日本に帰化しておらず、ラフカディオ・ハーンと名乗っていた時期のことでした。
そのため「ヘルン旧居」と呼ばれることもあります。これは島根の学校へ任命された際の辞令に、Hearn(ハーン)というファミリーネームが「ヘルン」と表記されたことが由来です。
1891年にここで半年間暮らしたあと、熊本、神戸と転居し、1894年に東京に移り住んだ際、妻のセツが江の島でホラ貝を購入しました。そのホラ貝は、小泉八雲が家族を呼ぶ際に吹いていたといわれています。実際のものは隣接する小泉八雲記念館にあります。

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