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福井県 千古の家(坪川家住宅)

千古の家(坪川家住宅)   国指定重要文化財
住所:福井県坂井市丸岡町上竹田30-11
電話:0776-67-2111
休館日があるので電話してから。


JR芦原温泉駅から本丸岡行き京福バス本丸岡乗換え、竹田行き京福バス「竹田」下車徒歩5分/北陸自動車道丸岡ICから車で25分
案内する人がいて説明していただけます。




屋根のカーブがとてもいいです。


家の中に水を引き込んでいます

江戸時代初期に建てられた県内最古の民家。正面が破風、また左右の角屋も破風とした茅葺屋根で、外回りは杉皮張りの壁に障子の白が清楚な美しさを見せています。茅葺き屋根の前後には「角屋(つのや)」と呼ばれる三角窓が二カ所あります。正面だけでなく裏屋根もじっくりと眺めてみると、その造りの素晴らしいことがわかります。
主な柱は栗材で、「ちょうな」や「やりがんな」で仕上げられています。特に隅には木の叉を利用して先端を二分した叉柱が使われ、母屋と下屋の桁を支えています。桁行は14.5メートル、梁間は10.3メートル、当時としては豪壮な構えで、中世地方豪族の生活様式を伺い知ることができます。


坪川家は平安時代の平家政権下では平氏とともに要職を務めた源頼政の後裔の武家とされます。その源頼政と以仁王と平家が対峙した「鹿ケ谷の陰謀」で京を追われた坪川家の始祖・坪川但馬貞純が越前に落ち、その後この竹田の集落へ定住したそうです。それ以来、約800年間に渡って坪川家はこの地で暮らし、代々村長などを務める名家です。
屋根の線がとても綺麗です。


主屋の隣には江戸時代初期〜中期にかけて作庭された池泉鑑賞式庭園があり、作庭は京で活躍していた茶人・山田宗偏によるものと伝わります。
(残雪があり写真はありません)


宗徧流茶道の祖である山田宗偏、京都では小堀遠州や千宗旦の弟子として茶道を学びました。遠州は言わずもがなとして、同じく千宗旦の弟子・藤村庸軒が国指定名勝『居初氏庭園』を手掛けている。

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