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松江  武家屋敷

武家屋敷
住所:島根県松江市北堀町塩見縄手305
松江城堀横

ハートの枝切りの跡があるらしいので、探しましたが見つかりません

入口の長屋門(ながやもん)は、武家屋敷の特徴のひとつで、中間(ちゅうげん)(武家奉公人)の住居としても使われていました。



この武家屋敷は、江戸時代初期から松江藩の六百石程度の中級藩士が、屋敷替えによって入れ替わり住んだところです。


現在のこの屋敷は、1733年(享保18年)の大火で焼失後再建されたもので、約270年前の古い姿のままよく保存され、松江市の文化財に指定されています


母屋(おもや)はおよそ70坪で、表側の式台玄関から座敷にいたる部分と、裏側の私生活の部分とは、造りも材料もとくに区別をして、武家の公私の別のきびしさを示しています


正面の入口は内玄関で、ここは家族などの私用に使う出入口です。つぎに続く十畳の座敷は邸内で最も立派な部屋で、客は式台玄関から上り、床には香をたき、床脇にはよろい、かぶとなどを飾りました。
座敷の裏側に続く庭園は、飾りをはぶいた素朴なつくりで、自然を生かした質実剛健の気風がうかがえます。

この屋敷のような中級武士の住んだ建物が、当時のまま保存されているのは、全国的にも貴重です。
なお、武家屋敷裏門には松江市の伝統行事「鼕行列(どうぎょうれつ)」に用いられる「鼕(どう)」の展示場があります。


城下町・松江の秋を彩る伝統行事「松江祭鼕行列」。


江戸時代、松平宣維のもとに、京都から輿入れした岩姫のため、各町内で華やかに太鼓を打ち鳴らしたのが始まりとか、毎年10月第3日曜日に、松江神社の例大祭、松江開府を祝う祭りです。


『鼕(どう)行列』は、鉄の車輪のついた屋根つき山車屋台に四尺(1.2m)〜六尺(1.8m)の鼕と呼ばれている太鼓を、2台3台据えて笛・チャンガラの囃しに合わせて打ち鳴らし、子供達数十人が綱を引き十数台で行列をする祭りです。

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