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長野県 信州善光寺 御開帳は最高

信州善光寺
住所:長野市大字長野元善町491イ
山号:定額山
宗派:なし
創建:皇極天皇3年(644年)
開基:皇極天皇
本尊:一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
☎:026-234-3591
自動車
岡谷JCを経て更埴JC上越自動車道で10分長野IC出ます。
ここから渋滞がなければ30分位
私の三重県からは約4時間くらいです。
駐車場は仁王門の近くに駐車しましょう。
他にも駐車場はありますがせっかくの仁王門が見ることが出来ません。


交通機関
名古屋から中央線特急信濃で3時間
東海地区では祖父江善光寺東海別院があります。



善光寺は4回訪れました。
やはり御開帳の時が最高です。
7年に1回行われます。
本来なら今年が御開帳でしたが新型コロナのため2022年に繰上げされました。
次回御開帳は令和4年4月3日~6月29日までです。
またこの行事に併せ全国の善光寺でも同様に御開帳が行われます。


御本尊(お前立)が身近で拝むことが出来ます。
順番が来るまでは1時間ほど並びます。
写真撮影はできません。


一光三尊阿弥陀如来
百済から西暦552年に伝わりました。
日本最古と言われています。
日本に来て100年経過後絶対秘仏となりました。
ですからこの仏像は僧侶さえもいまだ見たものはありません。厨子の中に保存されています。
御開帳もこの仏像ではなくお前立という仏像です。お前立は御本尊と全く同じものです。
このお前立も普段は宝物庫の保管されており見ることはできません。


また、このお前立から「善の綱」が回向柱に結ばれ、この綱に触れることで如来様の御縁がつながったということです。
回向柱とは、卒塔婆の一種で、御開帳期間中に本堂前に立てられる高さ約10mの柱です。前立本尊の御手と「善の綱」によって結ばれるため、前立本尊に触るのと同じ御利益があるといわれます。


回向柱は毎回新調され古い回向柱は寺内の別の場所に展示されています。


日にちにより宗派の相違する行事が行われます。
中日庭儀大法要天台宗[4月3日]
中日庭儀大法要浄土宗(5月7日)


善光寺のお堂を拝観するときは共通券が良いです。
三堂共通拝観:国宝本堂・山門・経蔵 1000円


仁王門
高さ13.6m、間口13m、奥行7m、扁額には金字で「定額山」(じょうがくさん)と善光寺の山号が記されている。
宝暦2年(1752)に建立されましたが、地震やの火災で何回も焼失しています。現在のものは大正7年(1918)に再建されたものです。


高村光雲と米原雲海の合作である巨大な仁王像がお出迎えしてくれます。
近くで見るとその形相に圧倒されます。
仁王門をくぐると参道両脇ににお土産さん食堂があります。


仲見世通りを過ぎて山門の手前の右側に「六地蔵」があります。そして、六地蔵の左側に並んで少し大きい像があります。
六地蔵の「六」は仏教の六道を表わしています。六道とは、地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天のことです。死後の世界で初めにどの道に進めるかはその人の生前の行いで決るとされており、それぞれの道で我々衆生を救ってくださる菩薩様です。
向かって一番右のお地蔵さんだけ左足が一歩前に出ています。地獄界で救って下さるお地蔵様で少しでも早く救いたいという現れだとか。


ぬれ仏は延命地蔵様。1847年の震災で母屋が倒壊して以来、再建されることなく雨に濡れている為、ぬれ仏と呼ばれるようになりました。


ぬれ仏


三門
善光寺の三門は、二層入母屋造りの建物で、1750(寛延3年)の建立で重要文化財。江戸時代中期の寛延三年(1750年)に建立されて以来、大勢の参詣者を本堂に迎え入れてきた歴史ある門です。
高さは約20m、横幅18mで仁王門よりかなり大きいです。


平成14年 (2002年)10月から平成19年(2007年)12月までの約5年間、初の大規模な修復工事となる平成大修理を実施いたしました。


平成の大修理により、それまで檜皮葺きだった屋根を建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復原されています。
平成20年(2008年)から約40年にわたって中断されていた二階への登楼参拝を再開しました。


内部では山門本尊の文殊菩薩像、四天王像、仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場分身仏などを見ることができます。
写真撮影は禁止です。


畳3帖の大きさがある「鳩字の額」で知られる扁額。「善光寺」の文字には鳩が5羽隠れており、善の字が牛の顔になっています。

三門の登り口



本堂
現在の本堂が完成したのは、宝永4年(1707年)。元禄13年(1700)の火災で焼失したため、7年の歳月を費やして建てられました。
横幅約24m、高さ26m、奥行き56mあり、これは国宝の木造建築では4番目の大きさです。仏堂の前に礼堂を配した撞木造と呼ばれる独特の構造を持つ大伽藍で、明治28年には国宝に指定されました。


中は外陣・中陣・内陣・内々陣に分かれていますが、参拝者は内陣までしか拝観はできません。お戒壇巡りをすると内々陣の床下部屋に入って行くことが出来ます。


戒壇巡り
お戒壇めぐりとはご本尊が安置されている瑠璃檀と三卿の間の床下に部屋があり、本堂内々陣の下を通り抜ける真っ暗な回廊を進む体験です。極楽の錠前に触れる事が出来た人のみ、ご本尊と結縁を果たせると言われています。


回廊へ入る階段を降りる時、壁に手を当てる位置が表示されていますので、その高さをキープしつつ壁を触りながら入っていきます。


少し入ると外の明かりも届かなくなり、暗闇で数センチ先も見えません、片手で壁を触りながら手探りで進みますが、全く見えませんので五感を頼りに進みます。


前の人が進んでいるのか止まっているのかまったくわからないので、前の人に当たったり後ろの人に追突されたり状態なのです。途中で回廊がUターンしたりではじめての方は壁から手を離さないように。


極楽の錠前(ドアノブのような形)を見つけた人が触ってガチャガチャ音がしますので、その音の位置を覚えておいて近づいたら自分も触れるように五感を研ぎ澄ませましょう。


回廊は約45mあると言われております。
入口と出口は別になっています。

経蔵
宝暦九年(1759年)に建立された重要文化財。内部中央には八角の輪蔵があり、その中には仏教経典を網羅した「一切経」が収められています。


輪蔵の腕木を押して一回転させると、中の経本をすべて読んだと同じ功徳が得られると言われています。
ここの輪蔵は一人で回転させようと力を入れても回りません二人で回します。



最後までご覧いただきありがとうございます。

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