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四国八十八ケ所車で遍路の記録/ 第77番道隆寺(どうりゅうじ)



涅槃の道場:第66番~第88番札所:讃岐の国(香川県)
多度津の眼直し薬師
2020年1月19日公開
2020年8月25日一部修正 寺名記入
2020年1月19日公開しその後寺名記入した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を
追記他の部分(写真等)追加・修正して2021年7月31日に再度公開しました。


第77番道隆寺(どうりゅうじ)
住所:香川県仲多度郡多度津町北鴨1丁目3番30号
山号:桑多山(そうたざん)
院名:明王院(みょうおういん)
宗派:真言宗醍醐派
創建:伝:天平勝宝元年(749年)
開基:伝:和気道善
御本尊:薬師如来
☎:0877-32-3577
駐車場:有料、普通30台
交通機関
JR多度津駅から徒歩約15分


真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
御詠歌:ねがいをば 仏道隆に 入りはてて 菩提の月を 見まくほしさに


仁王門
扁額『桑多山』


仁王門から本堂脇や裏門にかけてずらりと並ぶ観音様が目を引きます。
観音霊場として名高い各地の本尊、水子供養や交通安全などの観音様など、255体もの観音
像が建立されています。

本堂
入って正面
本尊の薬師如来は眼直し薬師如来とし霊験あらたか。


御本尊の写真はありません


本堂(金堂)

大師堂
本堂右手にあります


多宝塔
本堂の隣
なかなか立派でした。



鐘楼


裏門

道隆寺門前の遍路巡拝用品店では、眼に良いと言われる「眼蘇茶(めいきるちゃ)」がお接待としてふるまわれています。また、このお茶は多度津のお土産などと共に販売もされています。


道隆寺は、和銅5年(712年)、土地の豪族・和気道隆(金倉寺を作りました弟和気道善の弟)が創建しました。
ある日、道隆が桑畑で夜ごと妖しく光る桑の大木を見つけ、矢を放ったところ、そこから光が消えて、矢が当たって倒れている乳母がいました亡くなりました。
これに悲しんだ道隆は、その桑の大木を切り、薬師如来を刻み、草堂を建て安置したのが道隆寺の始まりといわれています。


その後、道隆の子の朝祐は、唐から帰朝した弘法大師に新たに薬師如来の彫像を依頼、その胎内に道隆作の像を納めて本尊とし、寺の名を「道隆寺」としました。像の中にもう一体の像があることから、腹ごもり薬師、二体薬師とも呼ばれ秘仏となっています。
その後、道隆の孫・朝祐が唐より帰国して薬師堂をはじめとする七堂伽藍を建立しました。
そして、寺号を祖父の名をとり「道隆寺」としました。


道隆寺には全国から眼病平癒祈願にたくさんの人が訪るようになりました。
これには次のようないわれがあります。幼少より盲目だった丸亀京極藩の京極左馬造公が、ご本尊の薬師如来に祈願したところ、全快し、以後医学を学んで「眼病の達人」と呼ばれるほどのご典医になったということから、「道隆寺の眼なおし薬師さま」として知られるようになりました。




次は、空海の生まれ故郷善通寺です

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