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滋賀県   国宝 御上神社  みかみじんじゃ

御上神社
住所:滋賀県野洲市三上838
祭神:天之御影命(あめのみかげのみこと)
神体:三上山   近江富士で有名な三上山(みかみやま)
創建(伝)第7代孝霊天間
電話:077-587-0383 
駐車場:あります


『古事記』開化天皇の段に「近つ淡海の御上祝がもちいつく天之御影神」と記されている。
奈良朝初期元正天皇の養老二年三月十五日(718年)に藤原不比等が勅命により現在の鎮座地に造営した
明治維新の神道復興の時運に際し、社頭の整備が行われ、明治23年に本殿・拝殿・楼門が特別保護建造物に指定された。


 三上山を神体山とする御上神社は本殿が国宝に指定されている。また、拝殿と楼門は国の重要文化財に指定されている。 一見、仏堂に見える本殿は鎌倉時代のもので、屋根が神社造り、壁面は白壁の仏堂造り、こうし窓や裏側の扉は御殿造りで3様式合成の「御上造り」といわれている。

楼門    国指定重要文化財 
三間一戸楼門、入母屋造、檜皮葺
楼門は二階建ての門であるが、腰組で廻縁を支え屋根は一重となっている、屋根が上下二重になっている二重門とは区別されるところがこのの特別なところだ。
平安時代は神仏習合の思想が特に発展し、神社にも楼門が建てられるようになったと考えられ多くの神社が習ってきた。滋賀県では日群八幡宮も同様である。しかし現在では鎌倉時代以降のものしか現存していないのが実情である。
御上神社ん楼門は上層間斗束裏面に「かうあん五年きのとみのとし」の墨書があったことから、乙巳は康安五年(1365年)に当たり、各部の形式も当時のものとみるのが一般的である。楼門としては最も普遍的な、三間一戸楼門で、全体は和様であるが、上層の頭貫に木鼻をつけたのは禅宗様細部の混用されていることがわかる。組物は上下層共三手先だが、楼門の上層三手先組物に尾垂木が無いのは珍しい形式である。



拝殿


本殿  国宝 
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
建立年代は明確ではないが、鎌倉時代後期の建立と推定されている。入母屋造、漆喰壁及び連子窓など仏堂的要素が融合した神社建築である。




若宮神社(国の重要文化財)


三宮社


神輿殿 重要文化財 1536年 檜皮葺 勅使装束お召替え伝として建立


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