滋賀県 国宝 大笹原神社 重文 篠原神社
大笹原神社・篠原神社
住所: 滋賀県野洲市大篠原2375
0電話:077ー587ー3710
駐車場:あります
拝殿
大笹原神社
本殿は国宝に指定されている。
滋賀県に8個ある国宝の神社建築の内の一つです。
大笹原神社本殿は、華麗な彫刻でその名が知られている。組物は出三斗であり、それらの間に据える中備の蟇股には火焔の模様が彫り込まれている。建具は格子に花模様をあしらった花狭間の格子戸で、その上部の欄間にも透かし彫りがある。
本殿側部に立つ脇障子には花模様の浮き彫りが施されている。
建物内部は外陣、内陣、内々陣に分かれている。
境内社篠原神社本殿 屋根の家紋は織田家
大笹原神社本殿の左には、篠原神社本殿(重要文化財)がある。
一間社隅木入り春日造、檜皮葺。その建立は大笹原神社本殿と同時期、室町時代中期の応永32年(1425年)である事が、棟札より判明している。
この社は鏡餅の元祖を祀った神社として「鏡の宮」と称され、人々に親しまれてきた。その祭神は鏡作りの神である石凝姥命(いしこりどめのみこと)。
「寄倍(よるべ)の池」と呼ばれる池が存在しており、ひっそりと水を湛えている。鬱蒼とした木々に囲まれているこの池は、水深が深く、底無し沼であるいわれている。その昔水不足から御輿を二基沈めて祈願したところ、それ以後日照りが続いても枯れたことがないと伝わる。
この地域は良質のもち米が穫れ、鏡餅発祥の由来から、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。