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長崎県 雲仙地獄

雲仙地獄
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
交通機関
長崎市内から車で約1時間30分
長崎空港から車で約1時間10分


やどの庭からがもう地獄の一丁目


八幡池



お糸地獄
不倫の地獄女の怨念
キリシタンの拷問
すずめ地獄
このあたり一帯では、地下から噴き出したガスが水中ではじけて、ピチピチと小さな音をたてています。
丁度スズメがたくさん集まって鳴き騒いでいるような感じがするので、このような名前になりました。
案内版に記載


清七地獄
キルスト教が禁教だった江戸時代、長崎に住むキリシタン・清七が処刑された頃に噴出が始まった地獄がこの清七地獄です
これらは踏み絵をさせてキリシタンを割り出したのですね。
そのようにして割り出したキリシタンをここで処刑していたのです。
かえる岩
「清七地獄」のなかに鎮座する蛙の形した「カエル岩」。
かえるというよりゴジラみたいです。




大叫喚地獄
何か不思議な音(声)がします。
妖怪か・・・・・。
賽の河原
邪見地獄
婆石・鏡石
生前に悪い行いをした物に、どのような苦しみを与えるか判断する閻魔大王が座る場所が「葬頭川(そうずがわ)の婆石」です。 鏡石は、亡者の善悪を見分けるのに使う道具です。
閻魔大王も判断できない難題も、この「浄瑠璃の鏡石」に映せば一目瞭然、ただちに善悪が判定されるといわれています。
案内版の説明



現在は、2016年秋にリニューアルされ、今までの「見る地獄」から「体感する地獄」へと生まれ変わっています。
地獄内は遊歩道が整備されており、約60分ほどの地獄めぐりの途中には、新しく整備されたスポットがあり、雲仙地獄を五感で楽しむことができるようです。
私たちが行った時は山の中を散策するだけでした。今は温泉卵だの、足湯もあります。


雲仙は、国立公園第1号の指定を受け、さまざまな自然に恵まれた国際観光地


雲仙温泉を代表する観光名所・地獄温泉。 硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景は、まさに地獄そのもの。ここはキリシタン殉教の舞台になったところでも知られ、殉職碑も建てられています。
雲仙地獄のエネルギー源は、橘湾の海底のマグマ溜りだと考えられています。このマグマ溜りから発生した高温高圧のガスは、岩盤の裂目を通って上昇し、その途中で化学変化を起こし、いったん高温熱水となります。その熱水の沸騰によって生じたガスが、激しい噴気となって現れており、雲仙の温泉はこのガスとまわりの山からの地下水が混ざり合って生成されたものです。



大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄からなり、さまざまな哀史や伝説があります。


泥花山
雲仙地獄の中で独特な景観を成す「泥火山」です。
灰白色の粘着性のある土質のため、地中から噴気で盛り上がり成長する円すい形の小さな山が幾つも形成されます。その日の水分によって異なる山の形になるようです。
わりは遊歩道が整備されているので火山の形のでき方を間近で学ぶことができます。


八万地獄
かつては激しく噴気や熱水を噴出していたけど、現在は軽微な活動に落ち着いた「旧八万地獄」。地獄一ヤンチャな「大叫喚地獄」の水温が約100度に対して、枯れる寸前の「旧八万地獄」では約60度。
荒涼とした地表が月の表面に類似しているので、「月面地獄」とも呼ばれます。
活動が穏やかになったことで、地獄周辺には、ススキやアカマツが自生するようになりました。


以上のように雲仙地獄では、西から東へ噴気帯が移動しており、「旧八万地獄」からさらに西にある「原生沼」では噴気活動がすっかり収まっています。


長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかわる伝統のあかしとなる遺産群です。


禁教期にもひそかに信仰を継続していた長崎と天草地方における、潜伏キリシタン独特の文化伝統の証拠であることを評価され、2018年7月、世界文化遺産へ登録されました。


清七地獄は国道57号沿い、歴史ある雲仙九州ホテルの横(北側)にあり、今も噴気を上げています。
国道を隔てた西側に旧八幡地獄(月面地獄)がありますが、現在はススキやアカマツが侵入する土地になっています(50年ほど前までは地熱地帯でした)。
つまり、国道57号の西側から東へと地熱地帯、噴気活動も移動しており、ちょうど、キリシタン・清七が処刑された際に、新たに噴気が始まった場所だったので、キリスト教(当時は邪教とされていました)を信心すると、地獄に落ちるぞという説法に使っていたのだと推測できます。


同様に、温泉たまごの工房があるお糸地獄は、不義密通の罪でお糸が処刑された際に噴気が始まったので、「不義密通をすると地獄に落ちる」と説かれたのです。
仏教では、人が死ぬと、積み重ねた業によって、六道界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)のいずれかに生まれ変わるといわれ、悪行を重ねると地獄道(罪を償わせるための世界)に落ちると恐れられたのです。


立山地獄(富山県立山町・北アルプス室堂)など、各地の地獄地帯(地獄を連想させる場所)はこうした仏教的な教義に巧みに取り入れられ、現世での「地獄疑似体験」の場として機能していました。


雲仙地獄(雲仙温泉)はユネスコ世界ジオパークに登録の島原半島ジオパークのジオサイトにもなっています。

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