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京都  二尊院  小倉山二尊教院華台寺  嵯峨

二尊院  小倉山二尊教院華台寺(おぐらやま にそんきょういん けだいじ)
住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
山号:小倉山
宗派:天台宗
釈迦如来・阿弥陀如来(重要文化財)
創建:承和年間(834年 - 847年)
開山:円仁
開基:嵯峨天皇(勅願)
電話:075-861-0687 
駐車場:あります。10台位 無料
公共交通機関
市バス嵯峨釈迦堂前下車 徒歩約10分
有名な(紅葉の馬場)200m程の参道を堪能するならば紅葉の時季が良いです。


百人一首にも詠われた小倉山の麓に広がる寺です。
二尊院の名前の由来は、衆生に 阿弥陀如来の極楽浄土へ行くように勧める「発遣の釈迦如来像」とその衆生を迎える「来迎の阿弥陀如来像」の二尊を本尊とすることが由来。
本堂では二尊が並んで鎮座されています。

総門
慶長18年1613)に伏見城にあった薬医門を角倉了以によって移築・寄進されたものです。
総門には文様(装飾のため)があり、唐草模様、数珠入り三つ巴紋、桃の巴蓋瓦など多彩です。

総門から入ると馬場と言われる広い参道があります。
秋には紅葉が綺麗だそうです。

本堂  (京都市指定文化財)
二尊を安置してある本堂。六間取り方丈形式の間口の広い建物は、室町時代の応仁の乱(1467〜1477)の兵火で諸堂が全焼、永正18年(1521)に三条西実隆が諸国に寄付を求めてその浄財で再建されました。本堂に掲げられている後奈良天皇の自筆による「二尊院」は、この再建時に与えられたものです。
平成28年(2016)には、約350年振りとなる平成の大改修が完了。由緒ある寺院にふさわしい壮麗さを取り戻しています。(私たちが訪れた時は改築前です。)



勅使門(唐門)
永正18年(1521年)、三条西実隆によって再建。
昔は勅使のみが通ることが出来ましたが、今は一般の人も利用できます。

石庭の「寂光園」は浄土をあらわしたもの


八社宮(京都市指定文化財)
八社を祀る、表鬼門の社
紅葉の馬場を抜け、西へ行くと本堂ですが、東へ進むと「八社宮」があります。境内の東北に位置し、表鬼門としてつくられた社です。その名の通り、伊勢神宮・松尾大社・愛宕神社・石清水八幡宮・熱田神宮・日吉神社・八坂神社・北野天満宮の八社を祀っています。室町時代末期の建築物です。)





書院
本堂の受付の手前に書院の入口があります。
書院自体は勅使門をくぐってすぐ左手で、書院の東側は、勅使門から続く書院前庭への小道になっています。
書院の前庭があり、地面は砂利で、庭園の中央に苔の大きな島があり、この中に石組と植え込みがあります。


そしてこの右手にお茶室があり、正面奥には離れのような建物がありました。


茶室「御園亭」
皇女の御化粧之間でお茶を味わうことが出来ます。
本堂の隣にある書院の奥に、春と秋の一時期だけ利用できる茶室があります。ここは、後水尾天皇の第六皇女である賀子内親王の御化粧之間であったものが二条家に与えられ、その後、二尊院に移築されました。皇女が使われていたお部屋とあって、繊細な欄間など上質な趣が漂います。「御園」とは御所の庭を意味しており、茶室から覗く美しい庭を眺めながらの一服は格別。


湛空廟(京都市指定文化財)
本堂としあわせの鐘の間に、木々に囲われた石段があります。真っすぐに上がった先に待ち受けるのが「湛空廟」。二尊院で教えを広めた僧、湛空上人の碑を収めています。建長5年(1253)に中国の石工によって彫られた碑と思われる、碑堂は室町時代末期の建築です。また、ここは小倉山の中腹にあたり、景色もよいところです。



角倉了以像
鐘楼( しあわせの鐘)
三回ついて、しあわせを願って、だれでも自由に撞くことが出来ます。
梵鐘(釣り鐘)をつるす堂「鐘楼」は、慶長年間(1596〜1615)に建立。梵鐘は慶長9年(1604)に鋳造し、平成4年(1992)に、開基嵯峨天皇1200年御遠忌法要記念として再鋳。「しあわせの鐘」と名付け、「自分が生かされているしあわせを祈願」「自分のまわりの生きとし生けるものに感謝」「世界人類のしあわせのために」と、鐘を三つ撞いてそれぞれに祈願します。 
私は、家族がしあわせに暮らしていけるように。長生きができますように。家族が健康でありますように。と願いました。


時雨亭跡
小倉山荘とも呼ばれる。藤原定家が小倉百人一首を作成した場所とされている。


多くの俳諧の墓がありました。


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