ほんわか人生の旅

全国各地の観光 古典文学 映画観賞 健康

滋賀県 苗村神社 国宝・西本宮  重文・東本宮

苗村神社 
住所:滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸467
祭神:
  西本殿:那牟羅彦神、那牟羅姫神、国狭槌尊
  東本殿: 大国主命・事代主神・素盞嗚尊
創建:垂仁天皇の時代
本殿の様式
三間社流造(西本殿)
一間社流造(東本殿)
電話:0748-57-0150


道路の西に鎮座する社(以下・西社)は広々とした境内を有するが、東側の社(以下・東社)は大きな叢林のなかに鎮座している。


ここは驚きました。国宝の神社と重要文化財の神社が東西にあるんだ。
それではまず西本殿より紹介します。
楼門までの綺麗な参道があり、総門前には石橋(太鼓橋)があります。これは通行できません。


楼門までの参道 両脇には石灯篭が立ち並ぶ

楼門 国重要文化財
室町時代(1400年ころ)、三間一戸・入母屋造檜皮葺・一層目は柱のみ
両脇には何も祀られていない。
神仏融合の代表的な門である。
前には石造りの太鼓橋  使用はできません


額は勅額(後奈良天皇下賜)


楼門裏側から

拝殿 重要文化財
入母屋造桧皮葺



西本殿  国宝
向拝付三間社流造・桧皮葺、現在の建物は徳治3年(1308年)頃の再建といわれます。拝殿の前面に一段低い床張りをし、菱格子を入れた前室を作る鎌倉時代後期の特徴をもっています。
本殿の不動明王立像拝観事前申込要です。

写真右手の写っているには中門です。


 西本殿の両側に境内社として
 左--八幡社(重要文化財-明治37年指定、一間社流造・桧皮葺)
        建立年代は明らかでないが、本殿・楼門などと同時代に境内整備に伴って建てられたと考えられる、という


右--十禅師社(重要文化財-昭和46年指定、一間社流造・桧皮葺)
        社名が示すように、山王二十一社のうち上七社の一社・十禅師の分霊社で、天台宗護法神の一社であるから、台密勢力のもとに当社域に勧請された社である、という
があり、その前、本殿域の西南隅に綾之社(祭神等不明)、東南隅に恵比須社の小祠(いずれも一間社流造・銅板葺)がある。
 なお十禅師とは、日吉山王信仰で、神世七代筆頭の国常立尊(書紀)から10番目にあたる皇孫・ニニギ尊を、地蔵菩薩が垂迹した権現として十禅師と称するという。

 また、本殿域の右側に区画を別にして護国社(一間社流造・銅板葺)があり、 
 境内右手(東側)には神輿庫(切妻造・桧皮葺、重要文化財)
元は勅使下向時の休憩所)がある。幣殿場


道路の東側に鳥居が立ち、その傍らに“式内長寸神社”と刻した石碑が立つ
東境内

東本殿
東社には、拝殿と称する社殿はなかった。
東本殿の両側の
 左ー佐々貴社(一間社流造・銅板葺)
 右ー天神社(一間社流造・銅板葺)


参道中程右手に、小祠・大神宮(一間社流造・銅板葺)がある

古墳の一つ

東苗村古墳群 - 6世紀後半の古墳群。 
   東苗村古墳群は、苗村神社東本殿がある鎮守の森の中にあります。
   現在は8基の円墳が確認されているが、境内地外側にも多くの古墳があったもの
   と思われ詳細は不明です。
   現存する古墳の大きさは、いずれも墳径約12mから18m・高さ約2m程ですが 
   内部主体部の発掘は行われていらず詳細はわかっていません。
   古墳造営時期は、古墳群周辺の発掘調査から6世紀後半と思われます。

×

非ログインユーザーとして返信する